「読み上手 書き上手」齋藤 孝
2009/06/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
要約と感想レビュー
齋藤先生が、本の読み方、書き方を教えてくれる一冊です。読み方のところでは、やはり「芋づる式」、つまり、興味のあるものに関連させて読んでいくことが良いようです。そして、それを人に伝える目的を持っているとさらに知識の吸収度が増しますので、人に話す工夫が必要なようです。
次に、書き方のところでは、問いを立てる、構成を考えるなどのいくつかの技術はありますが、結局は、慣れの部分が大きいようです。ふだんから読んで、書くという足腰作り、鍛錬が必要なのです。
・論文やレポートを書くときも、文書の合間に見出しをつけていくと、構造がはっきり見えてきます。できれば書く前に、論点のメモをつくっておくといいでしょう。(p113)
読んでいて、書くこととはたいへんなことだなと思いました。いわんや、いきなり小学生に読書感想文を書け、と言っても書けないでしょう。自分の子どもにどうやって書く訓練をするか、考えました。やはり、興味のある本を読ませるしかないのでしょう。
まとまっているようで、まとまっていないような気もしましたので、本の評価としては★2つとしました。
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この本で私が共感した名言
・年間に100冊を毎年積み重ねていけば、10年で千冊になります。千冊読めば、「読む力」は完全に身につきます(p43)
・本からの引用を組み込めると、ずいぶん上手な紹介になります。・・・いまはパソコンで書く人がほとんどなので・・・引用文を先に打ち込むように指示しています。(p52)
▼引用は、この本からです。
筑摩書房
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
目次
1日目 「読むこと」と「書くこと」のつながりを見つけよう―基礎編
2日目 「読み書き」をもっと極めるために―応用編
3日目 今日から読み上手、書き上手になろう―実践編
おわりに 「読む・書く」は「話す・聞く」の応用バージョン
著者経歴
齋藤 孝(さいとう たかし)・・・1960年生まれ。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。2001年の「声に出して読みたい日本語」が話題を呼ぶ。
読んでいただきありがとうございました!
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