「アクションリーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"」赤羽 雄二
2016/06/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
経営コンサルタントの読書術です。即戦力を求められるコンサルタントは、仕事が決まれば、その業界について10冊以上読みます。読むことでその分野についての基本的な知識をつけるのです。
同じように著者の周りの「できる人」を観察してわかるのは、忙しくても本を読んでいて、その知識を自分の仕事や生活に活かしているのです。やはり読書と行動が大切なのです。
・新しい仕事・分野に取り組む場合、また、営業やコンサル的な仕事をされている方は顧客が決まったところで、すぐ10~15冊ほど、その相手の業種や仕事に関連する本を読んでおく(p6)
特に大事なのは、問題意識です。問題意識さえはっきりしていれば、効率的に読むことができるという。本を読んでいる間に、答えが目に入ってくるのです。コンサルタントは問いを持って読むのです。
普通の人は娯楽や知識欲で読みますが、コンサルタントは読書のための読書はしないのだな、と感じました。そもそも、そんな時間はないのでしょう。
・読む前に「この本で何を得たいのか」「なぜこの本を自分は手にとったのか」を明確にしておく必要があります・・・目に飛び込んでくる文字が変わります(p124)
読書の時間は、平日夜と週末を使っているとのこと。頑張っていますね。通勤時間が読み取れませんでしたが、職場に近いので、読書に使えないのでしょう。
赤羽さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・30代になるまでに300冊、それ以降は1年に50冊程度読めればいいと思います(p77)
・SNSで仲間を募り、読書を習慣化しよう(p80)
・自由になる時間のかなりを読書にあてるのではなく、その時間の半分をブログを書くことにあてたほうが、よほど全体としての生産性が上がり、好循環が生まれます(p136)
・私の場合、睡眠時間は5時間半にしているので、できるだけ午前1時半には寝るようにしています・・実際には5時間半は私にとっては少し不足気味です(p63)
・産業創造・・・
1 ウェアラブル
2 IoT(モノのインターネット化)
3 デジタルヘイルス
4 コネクテッドカー・自動運転車
5 人口知能、ロボティクス
6 ビッグデータ・・・(p10)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
目次
序章「読みたくても本が読めない」5つのの理由
第1章なぜ、できる人は忙しくても本を読むのか
第2章 できる人は忙しくても、なぜ本が読めるのか
第3章 短い時間で、読んだ内容を身につける「集中読書」術
第4章 できる人は、読んだ本をどう活かすか
第5章 ムダな本で時間を費やさないために
著者経歴
赤羽雄二(あかば ゆうじ)・・・東京大学工学部を1978年に卒業後、小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。 1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。1990年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げる。2002年、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。
読んでいただきありがとうございました!
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