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「世界が称賛する日本人が知らない日本」伊勢 雅臣

本のソムリエ 2016/06/27メルマガ登録
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世界が称賛する 日本人が知らない日本


【私の評価】★★★★★(91点)


要約と感想レビュー

 私の愛読メルマガであり、かつ評判の「Japan on the Globe-国際派日本人養成講座」が書籍になりました。


 著者の伊勢 雅臣さんは、海外子会社の社長を歴任しています。そして海外で仕事をして気づいたのは、日本を語るためには、日本を知らなくてはならないということです。


 なぜなら、日本という国が特異でかつ素晴らしい歴史と文化を持っている、というとを自分が知っていなくては、相手に伝えることができないからです。


・「フィンランドと日本は隣国だ。なぜなら間には一国しかない」・・ロシアという膨張主義に大国から、いかに国家の独立を守るか、ということが、両国の近代史における最大の政治的課題だった(p166)


 日本の常識は、世界の非常識。日本では地震があれば、皆で協力する。海外で起きるのは暴動です。国家の一大事になれば、一体となって行動することが、世界から見れば驚きなのです。これが明治維新を可能とし、富国強兵の元に日本を強くし、外国の侵略から日本を守ったのでしょう。


・嘉永六(1853)年にアメリカの黒船に脅かされて開国した極東の一島国が、わずか八十年ほどの間に近代経済を発展させ、大英帝国に匹敵するような豊かな国民生活を実現したことは、まさに奇跡としか言いようのない出来事だった(p150)


 国際社会は弱肉強食であり、武力による戦いから、経済による戦いが行われています。憲法全文にあるような"信頼できる平和を愛する諸国民"などほとんど存在しません。そうした中で、日本の歴史・文化をはっきりと伝え、堂々と行動するのが 国際派日本人なのでしょう。


 伊勢さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感したところ

・私を支えてくれたのは・・我が国の歴史伝統とそれを築き、発展させてきた我が先人たちの生き様でした。我が国には世界で称賛されている文化と歴史があります(p4)


国柄は非常の時に現れる・・・東日本大震災の時に、世界の人々は日本の被災者が救援物資を貰うにもきちんと順番を守っている光景に驚かされました(p64)


・自国語で大学教育までできる国は珍しい(p35)


・経済産業省の内部資料によると、日本には世界シェア・トップの中小企業が百社以上あるという(p73)


・日本の森林率68.5%は現代世界の奇跡・・・日本列島は世界の陸地面積の0.2%しかありませんが、そこに世界の人口の約1.2%が住み、世界のGDP(国民総生産)の5.5%を生み出しています(p26)


・神道的な世界観が結実したのが伊勢の神宮です。二十年ごとにすべての建物も装飾品も作り替えるという独特な方法で、古代の簡素、清浄な姿を今に伝えてきました(p138)


朝鮮は日本統治時代に人口が三倍にもなる経済躍進を遂げた。台湾にも東洋一のダムや港湾が作られ、世界有数の製糖産業が育った(p172)


・昭和天皇は病床で「もう、だめか」と言われた。医師たちは、ご自分の命のことかと思ったが、実は「沖縄訪問はもうだめか」と問われたのである。御巡業の最後の地、沖縄に寄せられた昭和天皇の御心は、今上陛下によって平成五年に果たされた(p222)


▼引用は下記の書籍からです。

世界が称賛する 日本人が知らない日本
世界が称賛する 日本人が知らない日本
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伊勢 雅臣
扶桑社 (2016-05-29)
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【私の評価】★★★★★(91点)



目次

第1章 あなたは自分の言葉で日本を語れますか?
第2章 クール・ジャパン――日本の何が凄いのかを知ろう
第3章 日本らしさとは何か――自分の中の"見えなかった根っこ"を見出そう
第4章 世界史の中の日本――歴史の荒波を乗り越えた先人の知力と胆力に学ぼう
第5章 THE GLOBE NOW――現代国際社会をどう生きればいいのか


著者紹介

 伊勢雅臣(いせ まさおみ)・・・創刊23年のメールマガジン『国際派日本人養成講座』編集長。読者5万人。昭和28(1953)年東京生まれ。東京工業大学社会工学科卒。製造企業に就職。カリフォルニア大学バークレー校留学。工学修士、経営学修士(MBA)、経営学博士(Ph.D.)。社業のかたわら、私立大学の商学部・工学部で非常勤講師として「産業界の偉人伝」を講義し人気を呼ぶ。平成22(2010)年、ヨーロッパ子会社の社長。平成26(2014)年より3年間、アメリカ法人社長。


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