「ファッション販売員の奮戦記」兼重 日奈子
2009/06/05公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(87点)
■デパートやアウトレットでよく見かける
女性向けのアパレル・ブランド・ショップ。
この本は、カリスマ・アパレル販売員の著者が
自分の成長体験談を教えてくれる一冊です。
■販売員は、接客、レジ、在庫管理、ディスプレーと
非常に忙しい職場です。
そして、その忙しい職場において、
いかにディスプレーや店作りで在庫を売っていくか
そこが店長の腕の見せ所です。
・「売れなかったら売れるまで変える、売れたらそれが正解」。
店づくりはそうやって答えを導き出していくしかないんです。
マニュアル通りにやって売れませんでした、それは誰の責任ですか?
(p115)
■そして店長ともなれば、そうした販売テクニックだけでなく、
スタッフ一人ひとりに目を配り、
それぞれがヤリガイを持って仕事ができるように配慮します。
やはり、一人一人に合った目標や
テーマを与えることが、大切なようです。
・今日は何人接客できたん?何人フィッティングまで入れたん?
そんなんでもええんですわ。とにかく、毎日毎日
一人一人に目標って絶対必要やと思うんですわ。(p95)
■アパレルに限らず、あらゆる職場の管理職が
学ぶことのできる一冊だと思います。
忙しいけれど、成果を出しながら、
人も育てて楽しい職場を作る。
そんな共感を持って管理職の人が読める本だと
思いました。
本の評価としては、★4つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・もしあなたが一販売員で終わりたくないのなら、
いつもいつも考えてほしいんです。
「もし私が店長だったら、どうするかな」って。(p23)
・「今日はこれを使って遊んでみよう」・・・
「ダメ元でも試しにやってみる」という労をいとわない姿勢が、
隠れたヒットを生み出す秘訣なのです。(p64)
・できるだけ具体的に、そこで働く自分の姿まで思い描きます。
ちなみに私が思い描いたのは
「いつも笑い声が聞こえる店」でした。(p73)
▼引用は、この本からです。
■著者経歴・・・兼重 日奈子(かげしげ ひなこ)
1968年生まれ。
短大卒業後、(株)キャビン、(株)コロナで店長などを経験し、
93年イトキン(株)入社。
94年MKミッショルクラン」豊田そごう店店長就任。
6年間連続「店舗年間予算」を達成。
4000万円だった予算は1億7000万円まで拡大。
99年名古屋地区エリア店長。RVカンパニーMK事業部トレーナー。
2000年出産のため退職。
─────────────────
■関連書評■
a. 「幸せな売場のつくり方」兼重 日奈子
【私の評価】★★★★★
b. 「あなたが担当でよかった」中村 友妃子
【私の評価】★★★★★
c. 「新幹線ガール」徳渕 真利子
【私の評価】★★★☆☆
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 35,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
コメントする