「職場も家庭もうまくいく「ねぎらい」の魔法」兼重日奈子
2012/09/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
「ねぎらい」とは、"感謝"を伝えることです。この本では、職場でも家庭でも"感謝"を伝えよう!と推奨しています。実際"感謝"を伝えるには、意識的な努力と練習が必要です。そして、実際にやってみると、その効果は絶大なのです。
オリンピック選手だけが、苦労しているわけではありません。すべての人が、今日、たくさんの困難を乗り越え、たくさんの眠れぬ夜を過ごし、たくさんの涙を流しながら、生きているのです。
だから、「いつもありがとう」「苦しい中でも、諦めずにいてくれてありがとう」「がんばってくれてるの、知ってるよ、ちゃんと見てるよ」といった「ひと言」が大切なのです。その「ひと言」を待っている人が、あなたの周りにいるはずなのです。
普段なにげなく過している自宅でも職場でも、感謝の気持ちを伝えるのは大切なこと。兼重さんのセミナーでは、「ねぎらい」の大切さを講義するだけでなく、実際に参加者全員にご縁のある人からスペシャルメッセージが送られます。これは泣けるでしょうね。
・おしごと、がんばってくれて、ありがとね・・・私は、もう一度、次男の言葉を口の中で繰り返した・・・私ががんばってることを、この子は認めてくれてるんだ(p153)
"感謝"の気持ちを持つこと、そしてそれを表現することの大切さを教えてくれる一冊です。ただ、「褒める」と「ねぎらう」のは違うという。"褒めるのは条件付の行為、ねぎらうのは無条件"なのです。
少し恥ずかしいかもしれませんが、訓練でなんとかできると思います。この本を読めば。兼重さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「苦しかったですね」「つらい思いをされましたね」そんな「ねぎらいの言葉」を必要としています(p44)
・『ご苦労さん、今日も苦しかったけどよくがんばったね』って。この会社の中で、皆さんが一番ねぐらってもらいたかった相手・・・それは社長さんではなかったでしょうか?(p26)
・人は、誰かに必要とされないとがんばれない(p18)
角川学芸出版
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【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
1 涙の研修会―行動をねぎらう
2 鬼店長の想い―感情をねぎらう
3 堺のオッサン―来し方をねぎらう
4 幻影―ありのままをねぎらう
5 娘の夢―存在をねぎらう
6 ねぎらい伝道師―自分をねぎらう
7 「誰もが誰かのねぎらい伝導師」―ねぎらいフォーラムにて
著者経歴
兼重日奈子(かねしげ ひなこ)・・・ねぎらいカンパニー代表。小売業向けセミナーの企画、及び講師として、統計3000店舗の売場を臨店し、「ねぎらい」を広める活動をスタートさせる。現在は、思わず涙がこぼれる「ねぎらいフォーラム」を全国各地で開催
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