「みんな年をとる」邱 永漢

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みんな年をとる―老齢化社会を生きる知恵 (PHP文庫)
【私の評価】★★★★☆(82点)


■だれでも年をとるのは初めてですから、
 中年は中年の初心者であり、
 老人は老人の初心者なのでしょう。


 ですから、年をとったら、
 年をとった人の助言を聞く必要があると
 思うのです。それがこの本です。


■お金儲けの神様として有名な邱 永漢さんですが、
 この本では、お金儲けではなく、
 お金の使い方を説明しています。


 つまり、
 「死んでからお金は使えませんよ」
 ということです。


  ・お金は使った人が使い方を本当に知っている人で、
   一生、全知全能を搾ってお金を儲けたのに、
   使わないでそのまま死んだ人が
   最大の浪費家ということになりませんか(p26)


■特に、サラリーマンは老後のための準備が必要です。
 なぜなら、自営業に定年はありませんが、
 サラリーマンは60歳で仕事を
 クビになってしまうからです。


 60歳で仕事がなくなってから、
 平均寿命でいえば
 あと20年は残っています。


 この20年をいかに生きていくかが、
 その前の準備にかかっているわけです。


■私は、「仕事は準備である」
 という言葉が好きなのですが、
 老後も同様に「準備」が必要なのですね。


 40歳から60歳の退職の準備を
 しなくてはならないと言われて、
 ちょっとショックを受けました。


 本の評価としては★4つとします。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・私が「人にクビを切られて職場を離れる
   定年は六十歳だが、自分で自分のクビを切る
   定年が四十歳だ」と主張するのは、
   あとの四十年を上手に生きるためであるが、
   そう言っても、自分で自分のクビを切れる人は
   百人に一人もいないだろう(p61)


  ・将来もしかしたら、自分は金持ちになるかも知れないという
   予感を持った人は、たとえサラリーマンでも若いうちから、
   節税対策として、財産形成の過程で、
   所有を家族の間に分散しておくことである。(p182)


  ・若い人に囲まれて暮らすことができれば、
   年をとるのをいくらかでも遅らせることができる。
   そのためには若い人たちを身近に集めなければならないし、
   それをやろうと思えば若い人の
   ためにお金を使うことを惜しまないことである(p237)


  ・私が一番嫌っているのは戒名である。・・・
   敬虔な信徒とはほど遠い人が死んだ途端に居士とか、
   信女になる。しかもそういう戒名を付けて
   もらうために信じられないくらい多額の
   お金を坊さんに搾り取られる。(p158)


▼引用は、この本からです。

みんな年をとる―老齢化社会を生きる知恵 (PHP文庫)
邱 永漢
PHP研究所
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【私の評価】★★★★☆(82点)



■著者紹介・・・邱 永漢(きゅう えいかん)

 "金儲けの神様"の異名をもつ作家、投資コンサルタント。
 1924年台湾生まれ。本名は邱炳南。
 台湾生まれ。東京大学卒業。
 1955年小説「香港」で直木賞受賞。
 著書多数。

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