「お笑いニッポンの教育」テリー伊藤 和田 秀樹
2009/01/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
日本の教育は、「ゆとり」で没落してしまいました。人間、楽をしては進歩しません。ある程度、強制して、やらなくては、進歩しないのです。
・「強制力がないと人間はやらない」という人間の悲しい性に、まだ気がついていないような気がするんです。(和田)(p35)
たとえば、百マス計算や、文章の暗唱は、単なる作業に見えるかもしれませんが、それをすることによって、できた自分のレベルを確認する作業にもなるのです。他人と比べるのではなく、過去の自分と比べて自分の成長を知ることが大事なのです。
・百マス計算というのは他人とスピードを競うんじゃなくて、「昨日の自分よりどれだけ進歩したか」という自分との戦いなんです。(和田)(p50)
やはり勉強はしなくてはならないのですが、具体的提言が少なかったので、本の評価としては、★2つとしました。
この本で私が共感した名言
・ユダヤの教育って何かといったら、基本的には「物理的な財産のストックよりも、自分の頭の中を大事にしろ」という考え方なんです(和田)(p70)
・じつはいまのスパイの仕事って情報を取ることじゃないんです。むしろ、自国に都合がいいように世論を誘導する・・・アメリカの大学教授でCIAの息がかりというのがいっぱいいる(和田)(p192)
・やっぱり外の風に当たるという経験が大事なんだよね。(テリー)(p205)
・文科省は、その20%にもっと丁寧に教えようとか、彼らのために特別クラスをつくってやろうということを推進するんじゃなしに、「20%に合わせるために内容を減らせばいい」という最悪の方法論を選んだ(和田)(p240)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
著者経歴
和田秀樹(わだ ひでき)・・・1960年大阪府生まれ、精神科医。東京大学医学部卒、東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学)、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学を専門とする
テリー伊藤(てりーいとう)・・・1949年東京・築地生まれ。テレビディレクターとして数多くの番組を企画・演出。「天才たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」などのヒット番組を連発、「天才ディレクター」と呼ばれる。現在、タレント、ラジオパーソナリティー、CM演出家としてもマルチに活躍中
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