「できる人は上司に"モテ"る 仕事は上司との関係が9割!」高城 幸司
2008/12/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
私の直感として、90%の人は上司や会社に不満を持って仕事をしているのではないでしょうか。それは、電車に乗っていると感じます。笑顔でワクワクしながら電車に乗っている人が、あまりに少ないからです。
さて、この本では、そうした不満を持つサラリーマンに対し、「それでは評価されませんよ」と"やさしく"教えてくれる一冊です。リクルートで6年間連続トップセールスの著者が、仕事もできて上司にも評価される部下になるための、コツを教えてくれます。(仕事ができて上司に嫉妬される部下ではありません・・・)
・ときに上司はねちねちと細かい指示をして、あなたたちを苦しめるでしょう。・・・しかし、そのような状況でこそ、つねに前向きに積極的に取り組んでいる人が「できる人」として周囲から評価されるのです。(p138)
基本的には、上司をサポートすることが、「できる人」であるとしています。つまり、自分の役割を知って、その役割を達成する人ということです。
わたしがなるほどと思ったのは、自分のノルマを下げる方法です。トップセールスの著者の場合は、上司の期待を感謝しつつ、過重なノルマが達成されなければ上司の立場も悪くなることをほのめかします。(うまい!)
もうすでに経営者である著者から見れば、部下の心も、上司の心も手に取るようにわかるはずです。今、部下の立場の人は、この本で上司の気持ちを理解してあげましょう。具体例が適切かつ、わかりやすかったので、本の評価としては、★4つとしました。
この本で私が共感した名言
・「なんで私がこんな仕事やらなきゃいけないの!」と思うのではなくて、「・・・どうしたらいい仕事が回ってくるのだろう」と考える。こういう人が将来的には伸びるはずです。(p46)
・特に存在感があったのは、「何か結果を出したいとき、そこまでの道筋にちゃんと戦略がある、もしくはこだわりがある」タイプの部下でした。(p78)
・できる人は、昨日今日の結果に一喜一憂しません。つねに先を見据え、先手先手を打って行動します。(p90)
・上司はしばしば「最近どう?」と軽い調子で部下に聞いてきます。・・・「今、自分の部下が何をしているか」を知りたいのです。(p90)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★☆(85点)
著者経歴
高城 幸司(たかぎ こうじ)・・・1964年生まれ。コンサルタント。株式会社セレブレイン代表取締役社長。同志社大学卒業後、リクルート入社。6年間連続トップセールス。日本初の独立/起業の情報誌「アントレ」の立ち上げに関わり、2000年事業部長、編集長。2005年リクルート社を退職。人事コンサルティング会社を始め3社の会社を経営。
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