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「上司につける薬!マネジメント入門」高城 幸司

本のソムリエ 2015/06/15メルマガ登録
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上司につける薬!――マネジメント入門 (講談社現代新書)


【私の評価】★★★★★(94点)


要約と感想レビュー

 担当者と管理職の仕事には、大きな差があります。担当者は基本的に担当の仕事を、そして指示されたことをやっていればいい。それに対し、管理職は、担当者に納得ある説明をして、仕事の指示を出さなくてはなりません。


 若くして管理職になった人は、できる年上部下に指示することもあるでしょう。時には、自分ができないとしても、年上部下の失敗を指摘し、改善点を考えさせなくてはならないのです。


・プレイヤー時代の自分がそれをできたかできなかったかは、「棚上げ」ねばならない。そして、その人がミスを修正するためにどうすべきか、を自分の立場から毅然と導くこと(p79)


 そもそも、管理職というものは、偉いのではなく、役割が違うのだ、というのが著者の考え方です。しかし、実際には、管理職になって苦労する人は、多いのではないでしょうか。


 部下は上司にぶれない判断を求めますし、納得ある説明を求めます。いかに部下に納得してもらい、自らの仕事として動いてもらうのか。それぞれ自分の個性もありますから、基本を守りつつ、自分の個性を生かした管理方法を作る必要があるのでしょう。


・まず第一は、率直に伝える。「やっていいかどうか、少し考えさせてほしい」と。ただしそのとき同時に、あなたが迷っている理由を言葉にして伝えること。(p52)


 管理職の要諦は、部下の「理解」と「納得」だと思いました。ただ、それを実践することは、学びと経験が必要です。こうした本で学び、それを実践してみて、さらに改善する。そうした取り組みが、より良い管理職となるために必要なのでしょう。


 体験に基づくアドバイスが、非常に参考になりました。高城さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・判断力を高めるためのポイント・・・
 ◎ぶれない答えをする
 ◎一度決めたら後戻りしないで前に進む・・・
 ◎材料は全部引き出す(p39)


・職場を変えてくれ」と相談された・・・真っ先にとるべき行動は、材料を十分引き出す=「両者からヒアリングする」である(p41)


・ノーと言う場合は、相手に対して納得感のある説明が欠かせない。・・「どうして」その答えを出したのかの説明を、マネジャーの立場からきっちりすることだ(p62)


・マネジャーが叱る場合、そこには必ず「的確な指摘」が必要だ。そして、的確な指摘をするためには・・
 1 現状把握・・
 2 原因究明(p74)


・「やるやると調子のいい人には小さめ、消極的だけど地道な人には大きめの課題」(p90)


・「なぜならば・・」の補足を持って伝えること。メンバーに無理を言うのだから、マネジャーだって、納得できる説明の努力ぐらい当然すべきだ(p137)


・メンバーの口から「やります」と言わせる習慣をつけることだ・・・人は「やらせれ感」があると、つらい場面で逃げたくなる・・(p91)


上司につける薬!――マネジメント入門 (講談社現代新書)
高城 幸司
講談社
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【私の評価】★★★★★(94点)


目次

第1章 マネジメント力とはなにか
第2章 実践(1)冷静と情熱のサジ加減―社内外のトラブルをさばく
第3章 実践(2)「想像」と「創造」―日々の組織構築
第4章 人を動かすか、人に動かされるか
第5章 経営メンバーという選択肢



著者紹介

 高城幸司(たかぎ こうじ)・・・1964年、東京都に生まれる。同志社大学文学部卒業。1987年、リクルート入社。通信・ネット関連の営業で六年間トップセールス賞を受賞。仮説力・キーマン営業など営業の手法も数多く開発する。日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、事業部長、編集長を歴任。全国の行政・大学などで創業支援に関わり、日本経団連「起業フォーラム」の委員も務める。2004年には転職支援のリクルートエイブリックで"事業再生"人材の提供をテーマに新領域を開発。2005年春に株式会社セレブレイン代表取締役社長就任。人と企業の働く選択肢を広げるためのコミュニティ「オルティナ」の開設とコンサルティングサービスを提供


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