「雨がふってもよろこぼう!~人生が良い方向に向かう!心を鍛える25の習慣~ 」嶋津 良智
2008/01/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
著者は最初、部下を「恐怖」と「脅迫」と「ドツく」ことにより、全国No.1の営業成績を上げました。しかし、そのグループの成績は、しばらくするとだんだんと成績が下がってきたのです。
著者はもともと短気な人間で、子どもの頃から、「ふざけるな」「馬鹿やろう」が口癖だったのです。今となってみれば、それはビビリで、小心者であるがゆえだったと著者は分析しています。
そこで、著者がやってみたのは、「怒らない」ということです。怒らないで議論する。そうすることで、感情的な対立がなくなり、より建設的な上司と部下の関係が作れるようになったようです。
・感情コントロールは人生コントロール(p82)
管理職ともなれば、仕事の責任の重圧から、どうしても感情的になってしまいがちとなるものです。そうした真剣さは当然必要ですが、かといって部下との関係が悪くなっては、逆効果となる場合もあるのでしょう。
著者は自分にイヤなことが起きたときには、「これは神様が自分を試しているに違いない」と自分に問いかけることにしているそうです。そうすると、他人を変えるのではなく、自分をどう変えるのか、考えることになるからでしょう。
本書は基本的に、強圧的なガミガミ上司の方に読んでいただきたい一冊です。一方、ニコニコで部下を甘やかしている上司は、もっと怒ったほうがよいという考え方もあるのでしょうね。★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・あなたが人に道を聞くとき、「ニコニコしている人」と「怒っている人」のどちらに声をかけますか?(p11)
・自分が「落ち込む」を選んだ人が落ち込む。「落ち込まない」を選んだ人は落ち込まない。(p99)
・私は「最悪を考えて最高を生きる」をモットーにしています(p116)
▼引用は、この本からです。
フォレスト出版
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
1 怒らない技術―心と感情をコントロールすれば人生はうまくいく!
2 怒り・イライラと無縁になる25の習慣
著者経歴
嶋津良智(しまづ よしのり)・・・1965年生まれ。日本唯一の「上司学」コンサルタント。大学卒業後、IT系ベンチャー企業に入社。同期100名の中でトップセールスマンとなり、24歳の若さで最年少営業部長に抜擢。就任3ヶ月で担当部門で全国ナンバー1になる。28歳で独立・起業し代表取締役に就任。M&Aを経て6年目の2004年5月株式上場(IPO)を果たす。2005年次世代リーダーを育成する教育機関、リーダーズアカデミーを設立。2007年シンガポールへ拠点を移す。2013年日本へ拠点を戻し、現在は一般社団法人日本リーダーズ学会を設立
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