「だから、会社が儲からない!」嶋津 良智
2009/06/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
起業した会社が上場することは"奇跡"に近いと言われますが、その奇跡を起こした著者から、その秘訣を教えてもらいましょう。本書は、やはり人を中心に語られています。
いかに人を集めるのか。どの人を出世させるのか。いかに人を育てるのか。人材が会社を支え、利益を生み出しているのです。
・不平・不満は大歓迎です。・・・問題をひととおり聞いたうえで、「どうしたらその問題を解決できるのか」を本人に考えさせることがポイントです。(p121)
私が感じたのは、経営者というのは、あらゆることに配慮しなくてはならないということです。理念を作る、人を育てる、商品を作る。仕事を直接やるわけではありませんが、職場の雰囲気を作り、仕事の方向性を示し、商人のコンセプトは経営者が作らなくてはならないのです。
著者が主張するのは、だれでも利益を生み出せるシンプルな経営戦略がなくてはならないということです。そうでなければ、継続的に利益を生み出すことは難しいのでしょう。
・ホンダの創始者である本田宗一郎さんは、「理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値」と言っています。(p30)
サラリーマンの私には、教育など職場の育て方が参考になりました。本の評価としては、私にとっての評価として、★3つとしましたが、経営者のあなたにとっては、★4つかもしれません。
この本で私が共感した名言
・ピーター・F・ドラッカーは、「人材育成の要諦は一流の人材と一緒に仕事をさせることである」と言っています。(p115)
・日報は不要だという人たち・・・書くことがないという仕事のやり方に問題があります。・・・時間がもったいないという意見については、今日一日の経験を振り返らず、明日の仕事に生かさないことのほうがよほどもったいないと感じます。(p165)
・東京都港区というようにエリアを絞って、徹底的に営業をかけるべきです。・・・それでもエリアナンバー1を勝ち取る。(p232)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
第1部 「人と組織」こそ経営の神髄
第1章 「経営の基本」を知らずして成功はない
第2部 人を育て、組織を強化する
第2章 必要な人材を採用できない組織に未来はない
第3章 いま現在の人材育成が10年後の会社を支える
第3部 経営者に必須の資質、必要な事業戦略
第4章 優れた経営者には共通した資質がある
第5章 シンプルな経営戦略で確実に利益を生み出す
著者経歴
嶋津良智(しまづ よしのり)・・・1965年生まれ。日本唯一の「上司学」コンサルタント。大学卒業後、IT系ベンチャー企業に入社。24歳の若さで最年少営業部長に抜擢。28歳で独立・起業し代表取締役に就任。M&Aを経て2004年5月株式上場(IPO)を果たす。2005年次世代リーダーを育成する教育機関、リーダーズアカデミーを設立。2007年シンガポールへ拠点を移す。2013年日本へ拠点を戻し、現在は一般社団法人日本リーダーズ学会を設立
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