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西田流心理学ノウハウの集大成「強運の法則」西田 文郎

2007/10/12公開 更新
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「強運の法則」西田 文郎


【私の評価】★★★★★(96点)


要約と感想レビュー

ワクワクする自己イメージを強化

スポーツの世界で多くの成功者を助けてきた西田文郎さんのノウハウの集大成の一冊です。本書を読みながら、西田さんの3日間のセミナーを受けたことのある私にわかることは、西田さんが積みあげてきた実績が圧倒的であり、本書の内容の信憑性の裏付けしているということです。


西田さんの「強運の法則」は、非常にシンプルです。まず、目標を設定し、それをイメージします。つまり頭の中では、目標を達成してしまっている。そしてそのワクワクする自己イメージを、決まり文句(言葉)や決め動作(アクション)で強化していくのです。


・優秀な人間と、そうでない人間の違いは、頭のデキではない。ただ、ウキウキワクワクしながら仕事をしているかどうか、それだけの違いなのである。(p107)


どのような死を迎えたいかイメージする

さらに、その目標がいかに簡単であるか、自分に信じ込ませることができれば、さらに実現の可能性は高まります。そのためには自分で思い込むことでもいいし、それができてしまった状況を仮想体験してみてもいいのです。人間の脳は、想像と現実を区別できないのです。だから西田さんのアドバイスは「ツキのある人と付き合う」ということです。ツキのある人のワクワクする波動を感じることです。


つまりこの本の本質は、いかに自分がワクワクする目標を探し出し、達成した自分をイメージし、そのワクワクを維持するかの技術だと思いました。そうしたワクワクする使命と出会えるのか、見つけることができるのか、それが問題だと感じました。ワクワクを見つけるための手法は、いつ、どのような死を迎えたいかをリアルにイメージすることです。「死」をイメージすると、いま何をやらなくてはいけないか、これからどう生きるべきなのかを、全力で考え出すようになるからです。


・「私の命はこれを行うためにある!」と、あなたの人生をかけた使命を巻末シート20に書き出してみよう。(p342)


10年後をイメージする

私は、この本とセミナーを通じて、10年後の自己イメージを強化することができました。いかに人間が「自分には無理、できるはずがない」と考えやすい動物なのか知る必要があります。そうした自分の本能をコントロールするのです。私にとっては、ツイてる10年後になりそうです。本の評価としては★5つとします。


ただ、この本は16,500円と高額です。なぜ高いのか。それはこの本が日本経営合理化協会という経営者向け出版社から出ていることからわかります。つまり、経営者向けの本だから高いのです。本来であれば、100万円くらいのセミナーで教えている内容であり、書籍としては高額に見えますが、実は安いのかもしれませんよ。


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この本で私が共感した名言

・政財界には二世、三世の成功者が多いが、彼らがなぜラクラクと成功してしまうかといえば、自分の祖父や父親を間近で見る環境に身を置いているために、自然と「自分も政財界のトップに立つのが当たり前だ」という、自己イメージをもてるからである。(p240)


・これまでの人生でお世話になった人、たとえばあなたの人生の師となってくれた恩師、お子さん、従業員の方々、それにあなたを産んでくれたお母様、お父様など、その恩に報いなければいけない人を10人思い出して、シートに名前を記入してほしい。さらには、「その人にどんな恩を感じるか」、「これからどのように恩返しをしているか」、さらには「その人に対するメッセージ」を具体化していただきたい。(p312)


・あなたは一般の方とは違うのだ。だから、どうか、あなたにふさわしい役割、あなたにしかできない役割に気づき、感謝と使命感という真の動機付けをエネルギーにして、命をかけてその使命をまっとうしていただきたい。(p345)


▼引用は、この本からです。
「強運の法則」西田 文郎


【私の評価】★★★★★(96点)


目次

第1章 経営者にとって究極の成功とは何か
第2章 強運が脳のつくられる仕組み
第3章 【第一法則】野 望
第4章 【第二法則】予 感
第5章 【第三法則】仲 間
第6章 【第四法則】ツ キ
第7章 【第五法則】好敵手と師
第8章 【第六法則】他喜力
第9章 【第七法則】感 謝
第10章 【第八法則】理想の死
第11章 【応用編】社員の心と行動を捉える法



著者経歴

西田 文郎(にしだ ふみお)・・・1949年生まれ。株式会社サンリ代表取締役会長。「強運開発」コンサルタント。これまで多くの経営者やアスリートたちを成功に導く。


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コメント(1)

初めてメルマガを見せていただきました。
普通に自分が本を読むより、数段違います。
なぜなら、後でどんな仕入れがあり、そのことをどう展開していくか・・・


そのメッセージまであるのですから、参りました。
早速したのは、

その人にどんな恩を感じるか」、
  「これからどのように恩返しをしているか」、さらには「その人に対する
  メッセージ」を具体化いく

でした。
感謝であふれ、その思いを形に出来ました。
ありがとうございました。
すばらしい。

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