「まず、人を喜ばせてみよう―ツイてることは、そこから始まる!」清水 克衛
2006/07/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
著者の清水克衛(かつよし)さんは、読書普及協会の理事長として、全国で「本のすすめ」などの講演会を開催しています。私も新潟の「本のすすめ」に参加しましたが、本当に清水 克衛さんのお話は面白くて、それでいて、人生の大切なポイントを教えてくれるのです。
講演の実力は、ジェームス・スキナーの話と同じくらい面白いと思っていただいて結構です。本書はそうした清水 克衛さんが講演で話されている「あきんど感覚」について教えてくれる一冊です。
・「あきんど感覚」っていうのは、人を喜ばせて、自分もツイてる人になってしまうという、神様の知恵(p6)
欧米の書籍を読むと、目標を設定してそれを達成する手法が書かれてありますが、どうも、この手法がなじまない日本人が多いようなのです。つまり、日本人には、目標というよりも、その場、その場で自分の価値観を大切にして生きていこう!という考え方が合っているようなのです。目標設定して達成した!と喜ぶより、自分の道はここにある!とその道を極めるほうが日本人的なのでしょう。
・目標を持たなくてもいい。そのかわり、自分の人間力を限りなく高めていく。そうすると人生は思ったとおりになる(p139)
何をやっていいかわからないときには、目の前にあることを、熱意を持ってやってみる。やっているうちに楽しくなる。つまり、そこに日本人は道を見い出すようなのです。だから清水店長は、「本気で夢中になって、生きてるかい?何でもいいんだよ、今、目の前にある何かをひとつ、「これ」って決めて、そこに本気になるんだよ」と呼びかけるのです。
また一つ清水店長に大切なことを教わりました。ありがとうございます。★4つとしました。一度、「読書のすすめ」に行って、ダンボールに本を詰め込んで本を買い漁りたいですね。
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この本で私が共感した名言
・おもしろくないところにもおもしろさをくっつけて、「ツイてる、ツイてる」って自分を励まして、誰かを元気にしていくうちに、形から入ったはずの明るさが、本物の生きる力に変わっていくんだ。(p33)
・「頼まれごと」っていうのは、自分の・・・小さなこだわりの外からやってくるものです。だから、それは、神さまの声のようなものなんですよね。だから、今までやったことがないような頼まれごとをされたらチャンス!絶対に断っちゃいけないぜ。(p75)
・目の前の人を喜ばすためなら、内面だけじゃなく、外見も光り輝かすことが大事なんですね。男も女も、思いきりオシャレを楽しみましょう。(p114)
【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
実話エピソードその1 いずみの「あきんど感覚」ものがたり
幸せを呼び込むあきんど感覚その1 「先に人に喜びを配る」
幸せを呼び込むあきんど感覚その2 「なんにでもおもしろさをくっつけちゃおう!」
幸せを呼び込むあきんど感覚その3 「モテモテの人になろう」
実話エピソードその2 アミの「あきんど感覚」ものがたり
幸せを呼び込むあきんど感覚その4「もっと自由に冒険しよう」
場外放談 ツイてるレイくん、ハッピーナミちゃん、イケてるカッちゃんの『人生で大切なことは、みんな酒場で教わった』
著者経歴
清水 克衛(しみず かつよし)・・・書店「読書のすすめ」店長。コンビニエンスストアの店長を10年間務めた後、「本が好きだ」という理由だけで書店を開店。平成15年にNPO法人読書普及協会を設立。
読んでいただきありがとうございました!
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