「儲かる仕組み」をつくりなさい」小山 昇

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「儲かる仕組み」をつくりなさい----落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために

【私の評価】★★★★★(92点)


●小山 昇さんを知ったのは、
 「「情報」で小さな会社も強くなる」(1999年刊)
 からですが、驚くのは、この本の内容から
 さらに進歩しているということです。


 ・ひたすら自社を改善する仕組みをつくり、
  改善し続けたからこそわが社は
  増収・増益を達成できたのです。


●この本で紹介されている
 「私が驚いた仕組み」を紹介していきましょう。


 まずは、勉強会でしょう。


 早朝と土日に開催しているようですが、
 導入の初期は社員からブーイングがあったそうです。


 ・他の多くの社長と接していると、業績の良い企業、悪い企業の明確な
  違いがわかってきます。社員を強制的に勉強させているところは業績
  が良い。逆に、社員の自発性に任せすぎているところは業績が悪い。
  それはもう面白いほどです。(p45)


●そして、社員が他の営業所を見学し、
 社長の考えをレクチャーする社内ベンチマーキング。


 これは、大きな会社ではそのまま応用できませんが、
 ちょっと視点を帰ると活用できそうな気がします。


 ・社内ベンチマーキングでは全社員を六組にわけ、
  それぞれ一日ずつ計六日で全営業所を見学します・・・
  参加者は私の解説を無線イヤフォンで聞く・・
  私は「この営業所は、ここが素晴らしい」
  「ここが駄目だ」と、逐一解説します。(p100)


●コミュニケーション関係では、飲み会のとき、
 必ず全員スピーチをするそうで、
 これは驚きました。


 ・わが社の飲み会では、最初に「チェックイン」と
  称するスピーチを全員が行います。
  こうすれば全員が発言することになり、
  自分の同僚がなにを考えているかを
  知ることができます。(p31)


●また、同僚に協力してもらったときなどに、
 感謝の気持ちを書いてカードを送る仕組み
 「サンクスカード」は、
 個人でも活用できそうです。


 ・コミュニケーションをさらに良いものにする目的で
  つくった仕組みが「サンクスカード」です。
  これは感謝の言葉を名刺大の紙に書いて
  部下や同僚、上司やビジネスパートナーに
  渡すものです。(p122)


●真似ることができるなら、やってみろ!
 と言われているように感じるくらい、
 武蔵野の仕組みを網羅した一冊です。
 文句なく★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「強制的になにかをさせる」ということでは、
  私は毎朝三〇分の社内清掃を社員全員にさせています。
  だから社内はいつもピカピカです(p45)


 ・私が葉書を送るときは本文はもちろん手書きで、
  宛名にタックシールを使うこともありません・・
  ITでは心そのものを伝えるのは難しい。
  だからそれだけでは人は育ちません。(p18)


 ・課長職以上の社員とは二ヶ月に一度、必ず一緒に酒を飲みます。
  人数の問題もあるので六つのグループにわけ、
  二ヶ月で一巡させる仕組みです・・
  予定を公開すれば、社員は「ああ、社長は公平なんだな」
  と思ってくれる。(p21)


 ・毎年夏、わが社は奥多摩の河川敷で
  バーベキュー大会を実施します・・・
  これは「皆で同じことをして価値観を一つにする」
  という目的もあります・・・
  だから参加を強制しています。不参加は欠勤扱い。
  逆に、参加すれば賞与の評価につながる
  仕組みになっています。(p49)


 ・わが社の総務はたった一名です。
  以前は四名体制で業務をこなしていたのですが、
  仕組みの改善を重ねたことで一名でも
  業務がこなせるようにしたのです。(p116)


「儲かる仕組み」をつくりなさい----落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために
小山 昇
河出書房新社
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おすすめ度の平均: 3.5
5 中小企業経営者、必読の本です。
3 お金の「魔力」
2 軍隊式、相撲部屋式、もしくはカルト宗教的企業
5 自分がワンマン経営者であることをわかった
1 題名に偽りはない。しかし・・・

【私の評価】★★★★★(92点)



●著者紹介・・・小山 昇

 1948年生まれ。1976年(株)武蔵野入社。同社を退職後、会社経営を
 経て1985年に同社に再入社。1985年代表取締役社長に就任。その後、
 ほぼ増収増益を達成。数々の経営賞、IT関係の賞も受賞している。


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