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「海馬 脳は疲れない」池谷裕二, 糸井重里

(2005年3月28日)|本のソムリエ
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海馬―脳は疲れない (新潮文庫)


【私の評価】★★★★☆(84点)


●目標を書く、小さい努力を続ける、
 寝る前に良いイメージを考える。


 これらは成功法則の本に
 よく書いてある内容ですが、
 この本では、その原理と効果を
 医学的視点で証明していきます。


・「手を実際に動かしてみることで、自分の経験になる」のですね。手を動かすことって重要だなぁ。(糸井)(p19)


●書くことで実現するといいますが、
 手は脳の神経細胞と密接に
 つながっているのです。


 つまり、書くことで
 脳へのインプットが強力になる
わけです。


・脳の組み合わせ能力の発展のすごさを考えると、10年やり続ければ、経験メモリーどうしの組み合わせは能力を飛躍的に増すでしょう。(池谷)(p116)


●また、成功曲線といって、
 進歩がない状態が続いた後で、
 突然に進歩するという現象は、
 脳細胞の組み合わせの増加と同じであり、
 ある時突然にひらめくという現象と
 相関があるようです。


眠っているあいだに脳が無意識のうちに考えてくれるので、仕事もよりはかどると言うか。たとえば、仕事の〆切がまだまだ先であっても、早めに目を通しておくということは、とても重要な姿勢だと思います。(池谷)(p202)


●眠っているあいだも脳は
 無意識のうちに考えているということは、
 速読の技術で、寝る前にパラパラと本を流し読み
 するということとも関係がありそうです。


・達成感という快楽をいかに味わうかと言うと、「目標は大きく」ではなく、「目標は小刻みに」と心掛けるほうがうまくいくようです・・・目標を達成するたびに快楽物質が出て、やる気を維持できます。(池谷)(p209)


●これも、目標は到達可能な期限を
 決めた小さなタスクに分けるとよい
 ということを証明しています。


 これまで経験でしか語られていなかった
 成功法則を、医学の視点で証明してくれた
 この本は、目からうろこの一冊でした。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・脳が整合性を保とうとしたからそうしたウソをつくってしまいます。・・だから非合理なことが起きたときに、自我を保とうとして延々とつくり話をしてしまう。これは、人間の本質だなぁとつくずく思います。(池谷)(p136)


・「やる気」を生み出す脳の場所があるんですよ。・・・どうすれば活動をはじめるかというと、ある程度の刺激が来た時だけです。つまり、・・・やる気がない場合でもやりはじめるしかない、ということなんですね。(池谷)(p193)


海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
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【私の評価】★★★★☆(84点)



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コメント(1)

二人の対談の妙に感服しました。

脳という理系なテーマに、人間関係や
日常生活といった文系的な関心を絡めて
話が深まっていく面白さに感動。

お二人とも頭がよくユーモラスなので
例えや例も豊富で面白かったです!!

これから対談本にはまりました。


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