「鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」―セブン‐イレブン式脱常識の仕事術」勝見 明
2005/03/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
●最も考えさせられる本こそが、
よい本だと言いますが、
鈴木敏文さん関係の本は
そういった本といえます。
本書のあらゆるページで
「自分の認識の甘さ」を
認識させられるのです。
●たとえば読書で言えば、
ここで紹介しているいい言葉とは、
やはり自分が共感したものであり、
自分の考えを補強するものである場合が
多いのです。
しかし、それでは、
自分自身の向上にはつながらないのではないか
と鈴木敏文さんは指摘します。
・よく、本を読みながら線を引いている人がいます。"ああ、そうだな"と、自分も同感に思うからでしょう・・・同感して気持ちはいいでしょうが、自分もすでにその考え方に達しているわけですから、得るものは少ない。線を引くなら、自分の理解とは異なる反対の意見のところに 引くべきで、これは価値があります。(p33)
●会社では上に行くほど情報が伝わらなくなりますが、
そうしたときにつじつまが合いすぎるところを
突っ込んでいくと本質が出てくるなど、
部下の心理を考えた使えるテクニックも
たくさん含まれています。
・誰しも人前で発表するときは、少しでも格好よく見せようと、意図的でなくともつじつま合わせをしたり、ごまかしを入れたりする。それが人間の心理です。・・・だから、つじつまが合いすぎるのは逆におかしいわけで、鵜呑みにせず、そこを突くと問題点がぽろっと出てきます(p101)
●現場には「本当のようなウソ」が
本当にあります。
それを見抜くには、
人間の心理、物事の本質を
考え続けなくてはならないと感じました。
自らの甘さを教えてくれた一冊ということで
星5つとなりました。
この本で私が共感した名言
・創業以来、われわれは絶対ものまねをしなかった(p36)
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【私の評価】★★★★★(91点)
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