「すいません、ほぼ日の経営。」川島蓉子、糸井重里
2018/11/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸井重里さんが
社長を務める「ほぼ日」が上場したと
聞いて手にした一冊です。
「ほぼ日手帳」が
売上の7割を占めるという「ほぼ日」。
手帳で上場できるんですね!
この本では、上場した「ほぼ日」の
日常についてのインタビューと
なっています。
・「ほぼ日ストア」には、独自性豊かな
さまざまな商品が並んでいるが、
中でも2001年に発売された「ほぼ日手帳」は
年間80万冊近くを売るヒット商品になっている(p14)
■それまではコピーライター糸井重里の
会社だった「ほぼ日」が、
上場によって糸井なしでも
永続すべき上場企業となりました。
従業員は75名。
人も採用するし、
新しいサービスも行っていく。
新しいサービスとしては
「ほぼ日の学校」ということで
古典を継続的に学ぶ仕組みを
作ろうとしています。
・「ほぼ日の学校」・・古典はいわば、
地球上に存在する資源のようなもので、
巨大な埋蔵量を持つ知の資源です。
これを楽しく、自由に使えるようにする
学校をつくりたいと思ったんです(p74)
■手帳も80万冊売れれば
企業として成り立つのだと
分かりました。
それを買ってくれる
ほぼ日のファンが存在する
からなのでしょう。
私も読者が増えたら一日一冊手帳を
作ってみようかしら。
糸井さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・どうやって活躍するかで競争しているよりも、
活躍したいような「場」をつくったら伸び伸びと
いろんなことができるではないか。
そんなことを考えはじめて、実行に移しはじめたのです。
それが「ほぼ日刊イトイ新聞」のスタートです(p278)
・「ほぼ日の学校」・・大学の授業は
およそ一回6000円くらいだそうです。
そこから考えて、6000円で継続していくような
学校は需要があると思ったんです(p76)
・一般的な企業の労働時間は一日8時間ですが、
ほぼ日ではそれを7時間に短縮しました。
そして毎週金曜日を「インディペンデントデー」
として、ひとりで考えたり、
自由に使ったりする時間にしました(p89)
・「どこか旅行に行こう、遊びに行こう」というときに、
「あいつを呼ぼうよ」と呼ばれる人がいますよね。
その「あいつ」が、うちがほしい人です(p115)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■目次
第1章 ほぼ日と事業
第2章 ほぼ日と人
第3章 ほぼ日と組織
第4章 ほぼ日と上場
第5章 ほぼ日と社長
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