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「社長学入門―金のもうかる処世と交際術」邱永漢

(2004年6月12日)|本のソムリエ
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社長学入門―金のもうかる処世と交際術 (1974年)


【私の評価】★★★★☆(86点)


●サラリーマンと社長では、考える基準が
 違うのだなーと妙に納得する本でした。


 私の父は家族で商売をしていましたので
 共感できる点が多いのですが、
 サラリーマンには無用のことも
 社長は考えなくてはなりません。


●重役はどうする、組合と付き合う、
 株主への姿勢、銀行とのつきあい、新聞記者・・・
 社長ならその苦労を身にしみているはずです。


 ふるい本ですが、考え方の基本として
 社長にはお勧めします。
 でも入手は難しいはずです。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・書かれたものは過去の教訓であり、目の前に展開されている事実の中にこれから生きていくための教科書がある(p15)


・自分がお世話になった人とか、自分が恩を受けた人に対して、末永くおつきあいを願うということである。(p18)


<人間としての基本なのでしょうね>


・首のすげかえは社長が真っ先である。しかし、もし社長が自分の首をすげかえられたくなかったら、ふだんから重役の首をすげかえることを躊躇しないことである。(p40)


<そういえば、日産は役員に1億円以上の報酬を支払っていますが、国内販売低迷でコミットメント未達の役員が一発で退任させられています。報酬もすごいですが、厳しさも相応なものですね。>


・マスコミの暴力 ― というコトバがあるが、筆の力には恐るべきものがある・・・書くほうは意識していないが、書かれたほうは企業の存在を脅かされるほどの目にあわされることがある。・・・マスコミとのつきあいでは低姿勢にこしたことはない、ということがおわかりになるであろう。(p96)


<マスコミが会社を潰すこともあるのですね>


・ライバルのおかげで敵愾心を新たにし、緊張感の漲った生活を送れるようになることは疑いない。この意味で、同業者の後姿には掌を合わせるべきだと私は思っている。彼らのおかげで、私たちは生きていることの実感を味わっているからである。


<ライバルがいないと、緊張感がない会社になってしまいます>


・ワンマン社長というものは自分の部下の意見など聞かないものなのである。部下の意見通りにやっていたのでは、部下よりも傑出するわけではないし、部下が全員賛成するようなことをやってはいけないという私の「成功の法則」にも反する行為になる。(p157)


<レベルが上がると、ワンマンで自分の信念を持ちながらも、部下の話を「ふむ、ふむ」と聞いてあげるようになるようです。でも、決断は自分で行います。>


・「先を見る眼」は、天才的な企業家には例外なく備わっているが、どういう具合にしてそうした眼を養ったかという点になると、人によって流儀が違う。・・・しかし、総じてどんな流儀の人であっても、共通していることがある。それはよく本を読むことであろう。(p166)


<本を読んでも失敗する人はいますが、本を読まずに成功する人がいるとは思えません>


▼引用は下記の書籍からです。

社長学入門―金のもうかる処世と交際術 (1974年)
社長学入門―金のもうかる処世と交際術 (1974年)
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邱 永漢
日本実業出版社
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【私の評価】★★★★☆(86点)


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