「成功する人はここが違う」井原隆一
2004/03/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
学歴がなくとも勉学と実力により、埼玉銀行で出世しただけあって深い内容の一冊でした。考え方としては、松下幸之助や斎藤一人さんと共通点があって、人間極めるとここに行き着くのかな、と思いました。
著者は14歳で埼玉銀行に入行、20歳にして父親の莫大な借金を背負い、銀行から帰ると畑仕事をして32歳で借金完済。専務まで出世し、その後、数多くの企業の再建も果たしています。ドラマみたいな人生ですね。
お金で苦労したためか、「お金が貯まらない、という人がいるが、お金というものは貯まるものではない。貯めるものなのである」とか、「一円アルミ一枚でも可愛がっていれば、一万円札もその恩を感じてその人から離れることはない」などお金についての言葉が多い印象でした。ちなみに、「もったいない」「有難い」「おかげさまで」という感謝の心のない国民は滅びるという。
この本で私が共感した名言
・私は世の中で驚きと、感激、それがなくなったらおしまいだと思います。(古賀政男)
・「あなたたち(競馬の予想屋)の商売でお金を残すにはどうしたらよいか」と聞くと、「旦那、分かっていることを聞きなさんな、馬券を絶対買わない、ということだけだ」という。
・一時の孤独を恐れて、永遠の孤独を招くなかれ
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
第1章 成功者の共通点
第2章 天地に感謝
第3章 人に感謝
第4章 書物に感謝
第5章 倹約と感謝
第6章 時に感謝
第7章 健康に感謝
著者経歴
井原 隆一(いはら りゅういち)・・・1910年生まれ。14歳で埼玉銀行に入行。20歳で父親の莫大な借金を背負い、銀行から帰ると家業をこなし、寝る間も惜しんで借金完済。その間、並はずれた向学心から独学で法律、経済、経営、宗教、歴史を修めた。最年少で課長に抜擢される。証券課長時代にはスターリン暴落を予測し、直前に保有株式証券をすべて整理。 経理部長時代には日本で初めてコンピューターによるオンラインを導入する。各部長、常務、専務を歴任。1970年、大赤字と労働争議で危地に陥った日本光電工業に入り、独自の再建策を打ち出し短期間に大幅黒字無借金の超優良会社に甦らせる。その後も数々の企業再建に尽力。名経営者としての評判が高い。
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