【書評】「財務を制するものは企業を制す」井原隆一
2004/02/19公開 更新
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【私の評価】★★★★★(93点)
要約と感想レビュー
この本は財務の本ではありません。経営の本です。井原隆一さんの「社長の帝王学」9800円という本がありますが、これを基準にすると、この本は5000円の価値があります。「社長の帝王学」に書かれている井原さんの経験の部分は、この本でも十分にフォローされているので、買う価値十分です。
会社再建についてのコツに興味がわきました。会社が倒産する遠因は、決まったことができない、基準を破りつづけたことだという。そして赤字から脱出するためには、積み荷や燃料を捨てることだという。ケチと言われている経営者には、目的があるから、節約するのです。
PHP研究所の本は、松下幸之助の理念どおり「よい物を適正な価格」で提供してくれますね。でも524円は安過ぎます、PHPさん。
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この本で私が共感した名言
・逆境を切り開き、これを次の飛躍の踏み台とすることのできる者が、真の経営者である
・謙虚、堅実、倹約、憲法(定款、社是社則、創業者の遺訓など)、研鑚の五つのケンを忘れてはならない
・悲観論者から買い、楽観論者に売れ
【私の評価】★★★★★(93点)
目次
第1章 財務改善と経営者の自覚
第2章 組織内の意識改革
第3章 逆境下の財務改善
第4章 好機時の財務管理
第5章 資金運用の好機とは
著者経歴
井原 隆一(いはら りゅういち)・・・1910年生まれ。14歳で埼玉銀行に入行。20歳で父親の莫大な借金を背負い、銀行から帰ると家業をこなし、寝る間も惜しんで借金完済。その間、並はずれた向学心から独学で法律、経済、経営、宗教、歴史を修めた。最年少で課長に抜擢される。証券課長時代にはスターリン暴落を予測し、直前に保有株式証券をすべて整理。 経理部長時代には日本で初めてコンピューターによるオンラインを導入する。各部長、常務、専務を歴任。1970年、大赤字と労働争議で危地に陥った日本光電工業に入り、独自の再建策を打ち出し短期間に大幅黒字無借金の超優良会社に甦らせる。その後も数々の企業再建に尽力。名経営者としての評判が高い。
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本のソムリエさんの評価の高かった本で、
購入し読んだ。
古い本とはいえ、作者のぶれない方向性を
分かりやすく部下に諭す所に感動した本だ。
会社を経営する上で、
知っておかないといけないといけない事柄が
多い内容だった。
昔も今もそれほど基本的な会社運営方法は
変わっていないと思う。
題名通り、財務を制するものは企業を制すである。