「人生を楽しむコツ」谷沢永一、渡部昇一
2003/09/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
およそ人を扱う場合には、
相手を論理の動物だと思ってはならない。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、
自尊心と虚栄心によって行動するということを
よく心得ておかなければならない
(デール・カーネギー)
●これは私がよく間違えることです。
人と議論をしていて、
「論理的にそれは違う」と言っても、
相手が納得しないことが多々あります。
相手が納得しなければ、
その議論は全く意味がありません。
では、どうすれば良いのか。
●やはり、相手の話をよく聴いて、
納得してあげる。
十分に相手に話させて、自分も理解した時点で、
「ところで、ここはどう考えるのですか?」と
質問していくことです。
相手が質問に答えていくうちに
「あれ?もしかして私の考えは、
ちょっと違っていたかな?」と、
自ら考えさせることができれば百点でしょう。
■この本は、谷沢永一氏、渡部昇一氏が、
名言名句を持ち合って
対談するという形式のものです。
このお二人の考え方は、
前からしっくりくるものがあって、
継続的に読ませていただいています。
将来、わたしも、お二人のような
対談のできる人になれるとうれしいですね。
この本で私が共感した名言
・人間一生に対する評価は若いうちに決まってしまうものだ。若者は共にいる人々から愛想をつかされぬように注意せよ(鍋島直茂)
・老害というのは、本当に害が大きいんです。(谷沢永一)
・物学びのコツは洞察力のある人が書いたものを読むこと(谷沢永一)
・論功行賞に失敗した組織は崩壊する(谷沢永一)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(80点)
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