「人を動かす諭し方」公方俊良

【私の評価】★★☆☆☆（69点）

幸せは自分でつくる。不幸も自分でつくる。（釈尊）

●だれでも幸せになりたい
　気持ちはあると思います。

　では、あなたがなりたいという
　"幸福"とはどんなものでしょうか。

　１０秒間考えましょう・・・・・。
（１０秒）

●さて、同じ質問を食料事情の悪い国の人、
　日本の貧乏な人、
　日本のお金持ちに訪ねました。

　答えはどうなるでしょうか。

●多分、自分は幸福です！という人の比率は、
　食料事情の悪い国が一番小さくて、
　日本のお金持ちが一番大きいでしょう。

　しかし、食料のない人が全員不幸で、
　お金持ちが全員幸福であることは
　ないと思います。

●食料がなくても、
　自分は幸福だと思っている人がいますし、
　お金持ちでも、不幸な人はたくさんいます。

　社会的に成功している人でも、
　絶望して自殺してしまう人がいます。

●環境がよくても幸せにならない人がいるのです。
　不思議ですね。
　いえ、不思議ではありません。

　幸せとは、人それぞれ相対的なもので
　「自分の感じ方」しだいだからです。

●自分が幸せと思えば幸せで、
　不幸と思えば不幸になります。　

　私渡しは、どうせなら、どのような環境でも
　「自分は幸せだ！ありがたい」と思える人に
　なりたいと考えています。

●さて、あなたは、幸福と不幸、どちらを選択しますか。
　選択はあなたにかかっています。

●この本で私が共感したところは次のとおりです。

・愚か者が、自ら愚かであることを知るならば、彼はすでに賢者である。しかし、愚か者が自ら賢者であると思うならば、その人はまさしく愚か者である（釈尊）

・人生における感動が、生きがいや人生の充実感をもたらしてくれる。

・素晴らしい人生はとは、素晴らしい毎日の積み重ねだ（日々是好日）（雲門和尚）

・やさしく語られた言葉は、点をも動かす力があるということを学ぶべきである（道元禅師）

・過ちを指摘し、叱責してくれる人に逢ったならば、そのような賢者には、あたかも宝のありかを告げてくれる人のように交わることである（釈尊）

【私の評価】★★☆☆☆（69点）

■目次

1 "迷い"から抜け出す道を示す
2 人生に目標のない人の心を動かす
3 人間関係に悩む人を導く
4 組織の中での生き方を示す
5 仕事の中の"生きがい"を説く
6 "金"にとらわれている人へ贈る
7 身心の尊さを諭す
8 学ぶことの大切さを伝える
9 落ち込んでいる人へ贈る
10 "感謝の心"を気づかせる