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「空気の研究」山本七平

2003/01/19公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(86点)


明治の人間の方が、戦後の人間より欧米人と話が通じたといわれるのも、各々が自分の原理を明確に意識していたからだろう。もちろんその原理の内容は欧米と同じではない。しかし、「なるほど、それがお前の原理か、しかし私の原理はそうでなく、こうなのだ」といえたことは否定できない。と同時にそれは、自己の原理を自由意志に基づいて破棄し、他の原理を自ら採択することを可能にしていた。


●昔、一揆を起こすとき、
 その団結を示すものとして
 一揆契状(約束事を書き、円を描いて、
 その外円に各人が署名したもの)を
 作ったといいます。


 これを聞いて思い出すのは、
 ソニーの設立趣意書、
 松下七精神、財閥の家訓などです。


●どうもうまくいっていたところには原則があり、
 周知されていた。


 それだけではないのでしょうが、
 原則がその一因である、
 そういう気がしてなりません。


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★★☆(86点)



著者経歴

 山本 七平・・・1921年生まれ。青山学院高商学部卒。戦時中は、砲兵少尉としてフィリピン戦線を転戦。戦後、山本書店を設立し、聖書、ユダヤ系の翻訳出版に携わる。著書多数。1991年12月死去。


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