「受験のシンデレラ」和田 秀樹

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受験のシンデレラ (小学館文庫)

【私の評価】★★★★★(96点)


■進学校から東京大学理科三類に入学し、
 医師国家試験に合格。


 ところが主人公は医師にならず、
 貧乏生徒を東大に入れる塾を起業し、
 大金持ちになりました。


 塾の上場を目の前にし、
 高級車に乗り、高級レストランで
 高級ワインを飲む生活の中で、
 主人公はがんと診断されました。


 がんを宣告された主人公は、
 自分の人生で何を目指していたのか、
 わからなくなってしまいました。


・今は金儲けが目的化していた。
 よくよく考えたら、その金を
 何に使うか決めていなかった
(p74)


■そうした中で偶然出会った
 高校中退の少女。


 こうしたポンコツ少女を
 東大に入れるのが、
 自分の生き甲斐だったのではないか?


 がん宣告で落ち込んでいた主人公は、
 気持ちが前向きになっていく
 自分に気づいたのです。


・そうだ!ポンコツの子供たちを再生してやるのが、
 俺の仕事だったじゃないか?高校中退の
 エンコー少女なら相手にとって不足なしだ(p88)


■小説の形で勉強法を教える本としては、
 圧倒的効率的な勉強法を
 面白く伝えています。


 首都圏での高収入者の生活を想像させる
 「なんとなくクリスタル」風の
 表現も面白い。


 東大理三から精神科医となった
 著者だからこそ
 書ける本だと思いました。


 和田さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・五十嵐は何冊か問題集を出した。・・
 「教科書は?」
 「そんなものは無意味だ。教科書を読んで、
  簡単にわかるようだと教師の面目が立たないから、
  わざと教師の話を聞かないとわからないように
  作ってある。だから、解説は不親切・・(p101)


・おそらくお前がこれからする勉強時間は、
 2000時間というところだろう・・
 東大に入れば、平均でも生涯年収は
 5億円とされている・・
 4億円を2000時間で割ると?・・
 要するに受験勉強というのは
 時給20万円の高額バイトなんだ
(p103)


・自分で解こうとするから
 バカだと言っているんだ・・
 そのときは答えを見ろ(p118)


・受験勉強というのは、
 やった時間よりやった量がものをいう。
 3時間勉強して3問しか進まなければ、
 1時間勉強して5問進む人間に勝てない(p122)


・どうしてこんなにわかりやすい参考書や
 問題集がいっぱい出ているのに、誰も
 教えてくれなかったんだろう?(p127)


・一つ一つの参考書が終わったら、
 このペンで消していけ。
 これを全部埋めることができれば、
 東大合格だ・・(p145)


・睡眠不足は受験の大敵。
 12時までには寝て、
 7時間睡眠を確保せよ(p194)


・最近のデータを見る限り、
 もっと深刻なのは国語力の低下だ・・
 読み書きのできない人のいない国というのは、
 日本では幻想になりつつある(p133)


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和田 秀樹
小学館
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【私の評価】★★★★★(96点)



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