「心の整理学」加藤 諦三

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心の整理学 (PHP文庫)

【私の評価】★★★★★(91点)


■世の中には、不思議なことに、
 同じ失敗をしても、自分を責める人と、
 他人に責任をなすりつける人がいます。


 この本は、自分を責める人のための本です。


 こうした人は、自分の感情を
 あまり出さない傾向があります。


 なぜなら、感情を出しては、
 相手に悪いと思っているからです。


・皆に好かれよう、皆に評価されようとするから、
 体力が限界にきているのに
 まだ誰にでも良い顔をしようとする(p8)


■ところが、そうした人の周りには、
 感情を出す人が集まります。


 相手が感情を出さないのをいいことに、
 感情的に攻撃してくるのです。


 ほんとうにひどい人間だと思いますが、
 実際にそういう人はいるのです。


 そうしたときにどうするのか。


・真に賢くてたくましい人とは、
 暴言を吐いて暴れ回る人ではない。
 欲求不満から人を攻撃している人ではない。・・・
 あなたを攻撃してくる人は、決してあなたが思うほど
 強い人たちではない。・・「この人は反撃してこない」と
 にらんだあなたに攻撃を仕掛けてきたのである。(p206)


■やはり覚悟を決めて、
 感情を出していくしかありません。


 これまで感情を出さないようにしていたから、
 感情をだすのはたいへんでしょう。


 これも修行です。


 練習していけば、
 自分の感情がわかるようになり、
 どう感情を出せばいいかわかってくるはずです。


・何事も耐えることで解決してきたような人は、
 自分の感情を出す日を作ることである。
 自分を出す訓練をすることが、忍耐よりも辛いことがある。
 それは不安に打ち勝たなければならないからである・・・
 自分がしたいことを、小さなことでもしてみることである・・
 自分を出す訓練をすることが大切である(p122)


■私も通ってきた道だと思いました。


 攻撃してくる人を許してはなりません。


 物事を大きくして、大問題にしましょう。
 それぐらいの覚悟が必要です。


 加藤さん、
 良い本をありがとうございました。


─────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「自分には好きと嫌いがない」ということは
 「自分がない」ということである(p83)


・ただ強くて感情をむき出しにして、暴言を吐いて
 人を痛めつけている人を観察してみるといい
 欲求不満であるが、同時に心の底に淋しさがある。
 人と心が触れていないから正気を失っている。
 心の品格がない。(p209)


・ずるい人は、まず大きな要求をする(p26)


・今つきあっている人が好きなのか、嫌いなのか?
 どちらでもないのか?
 それらをハッキリとさせる。
 嫌いな人と無理をしてつきあっていることで
 失うエネルギーはものすごい。(p81)


・抑制型の人は自分の感情表現が上手くできない。
 それなのにあなたはずうずうしい人と対等に感情を表現しようと
 努力してきた。これはすごいことなのである。(p196)


・心を整理するとは、全体を見るということである・・・
 今問題になっていることは上手くいかなくても、
 他のことは上手くいっている。
 それをきちんと理解する。(p171)


・いろいろと比較していくと、
 今の悩みはそれほど取り返しがつかないことでもない
 ということに気がつく。・・・
 今の悩みは「明日、食べられない」ということではない(p25)


・会議に出るのが嫌だという。
 それなら会議のメンバーの反応を見ることにしてはどうか。・・・
 そうすると会社の中でどの人がずるい人か分かる。
 同僚が見える。人が見える。(p125)


・楽観主義の人は、人間関係で失敗すれば
 「そうか、今度はこういう人とつきあってみよう。
  こういう人は避けないといけない」と、
 つきあい方の改善を考える。・・・
 悲観主義の人はまた、失敗すると
 「自分には能力がなかった」と解釈する(p138)


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加藤 諦三
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【私の評価】★★★★★(91点)

■目次

第1章 最悪を考えると、今がラクになる
第2章 心の整理とは現実を見つめること
第3章 燃え尽きる人は捨てられない人
第4章 思い込みが苦しみを作る
第5章 どこが耐えられないか自問する
第6章 ものごとは解釈によって変わる
第7章 高すぎる期待が不幸を生む
第8章 心の眼で見なければ真実は分からない


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