「おいべっさんと不思議な母子」喜多川 泰

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おいべっさんと不思議な母子

【私の評価】★★★★★(90点)


■喜多川 泰を天才と呼ぶ人がいますが、
 本当に天才だと思います。


 今回は、学校にやってきた
 古風な母子から話がはじまります。


 この母子がまた、
 時代劇から出てきたような
 武士の一分を持った人達なのです。


・「恐れるべきは、名誉をケガされたにもかかわらず、
 傷つくことを恐れて立ち上がることができない、
 臆病者になることではござらぬのか
」(p89)


■武士の子と、現代のいじめっ子が、
 相対したらどうなるのか。


 いまどきのPTAのおかあさんと、
 武士の母の言うことがどう違うのか。


 想像しただけで、
 笑え、考えさせられます。


 戦後教育は大きく変わったと言われますが、
 なるほどこんなに変わったのですね。


・ケガすることを恐れて、無関心を装い逃げるような大人に
 なっては困ります。子どものうちは、
 毎日傷だらけになって遊ぶくらいがちょうどいいものです。
 たとえ腕の一本なくそうとも、守るべきものを
 守ることから逃げない立派な武人に育てるのが、
 夫との約束でございます
から(p52)


■江戸時代の母子が、
 先生を変え、同級生を変えていく。


 そして、最後のどんでん返しでも、
 喜多川さんに裏切られました。


 もしかして、これも映像化されるかも
 しれませんね。


 喜多川さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


この時代は、いい時代ですね・・・
 飢饉もない。飢え死にする人もいない。
 子どもが間引きされることもない。
 そればかりか、身分の違いすらない。(p182)


学校は、上手にたくさん失敗をするための場所なのだ
 そして、その失敗からどう立ち上がるのか、
 失敗をどう克服するかを学ぶ場所なのだ。・・・
 誰とも一度もぶつからないのが、
 子どもにとっていい過ごし方ではない。(p134)


・人生の主人公は自分だって、よく言うでしょ。・・・
 でも、それだけじゃないのよ。
 監督をやってもいいし、脚本だって自分で書いていいのよ。
 どんな自分を演じて、どんな人生にするかは
 自分で決めていいの
。(p251)


おいべっさんと不思議な母子
喜多川 泰
サンマーク出版 (2013-01-09)
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【私の評価】★★★★★(90点)

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