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「心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション」苫米地 英人

2007/12/15公開 更新
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心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


要約と感想レビュー

 人から好かれるには、・・・・支配すること・・・権力をにぎることです。臨場感をもって支配する力を持っていると、支配者に好意を持ってしまうのです。銀行強盗と人質が仲良くなってしまうストックホルム症候群のと同じことです。新興宗教のセミナーでも、この方法が使われているのです。


 だから相手に伝えるためには、自分の感情を入れて話すこと。そうすれば、相手に伝わるという。つまり自分の感情的高まりを仮想的に経験してもらうということなのです。新興宗教のセミナーでも、教える人自体が感情的に高まっていないと、同じように感じさせることはできないのです。


・自分が「気持ちいい!」と感じている、そういう情動を、自分の記憶を利用して、強く思い浮かべて、もう一度同じように感じるのです。そうすると相手に伝わります(p117)


 まずは、"力"ですね。次は、表現力によって、自分の世界そのものに、相手の視点に自分が入ると相手は自分のコントロール下に入ります。ですから催眠術師は、イスに座っている人に、「イスの感触を感じていますね」と話して相手をコントロールするのです。


 苫米地さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・知識を身につけるには二つの方法があります・・・リーダー候補にあらゆる部門を経験させる・・・もう一つは、言ってみればMBA方式です(p30)


・出版社だと、書籍の編集内容をどうするかは担当する編集者が決めます・・・全員が課長であり、リーダーであればいい(p98)


・例えば匂いを取り出したら、「この匂いを光で表したらこの色」とか、どんな色でもいいのですが、色として視覚情報で表したらどんなものかを決める(p132)


▼引用は下記の書籍からです。
心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション
苫米地 英人
PHP研究所
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)


目次

第1章 真実のリーダー 
第2章 リーダーの解決法 
第3章 心の操縦術 
第4章 「脳と心」のトレーニング 
第5章 実践が全てを変える



著者経歴

 苫米地英人(とまべち ひでと)・・・1959年、東京都生まれ。認知科学者、計算機科学者、カーネギーメロン大学博士(Ph.D)、カーネギーメロン大学CyLab兼任フェロー。聖マウリッィオ・ラザロ騎士団ナイトグランドクロス(大十字騎士、Grand Cr.)マサチューセッツ大学コミュニケーション学部を経て上智大学外国語学部卒業後、三菱地所にて2年間勤務し、イェール大学大学院計算機科学科並びに人工知能研究所にフルブライト留学。その後、コンピュータ科学の世界最高峰として知られるカーネギーメロン大学大学院に転入。計算言語学で博士を取得


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