「考える技術」大前研一

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考える技術

(評価:★★★☆☆)76点

●この本の題名は「考える技術」ですが、本来は「考える努力」とする
 べきでしょう。なぜなら、大前研一氏は驚異的な努力を実践してきた
 からです。


 ・私は当時横浜駅から東京駅までの二八分の通勤時間を利用して、
  テーマを決めて問題解決のプロセスを組み立てていくのである。
  (p46)


●現在の自分と、あるべき姿に差があるのであれば、ひたすら練習と訓練を
 繰り返しています。


 ・もともと私は恥ずかしがり屋で、人前でしゃべるのが苦手だった。
  ・・・録音テープを回し、目の前にクライアントの会社の社長がい
  ると仮定して、問題分析とそれを解決するための方策をしゃべるの
  である。(p79)


●「考える技術」と言いますが、結局は大量の事実という情報をインプット
 して、ひたすら考え続けるしかないのかもしれません。


 ・よい発想とは、理解していないが、いくつかの疑問があるという
  モヤモヤした星雲のような状態の頭で考えるときに生まれやすい。
  ・・・考え続けていると、「こうじゃないかな」と仮説がひらめく
  ことがある。(p212)


●情報を集める、課題を設定する、解決策を考える、プレゼンの方法を
 考える。それぞれの工程で、細かな技術はあるのでしょうが、結局は
 ひたすら考えることが必要なわけです。


 ・マッキンゼーという会社は、「社長に対して一分しか時間がなかった
  ら、お前は何をやるか」を徹底的に考えさせる。(p52)


●最後に、サラリーマンの出世の技術を見つけました。それは、良い仕事
 をして、それをマニュアル化して社内に広めるということです。これは
 情報起業と同じ仕組みであり、ノウハウをマニュアルとして会社に売る
 ということです。


 ・私は同じことを二度やるのは嫌いな人間なので、そのうちに一度
  やった仕事については誰でも同じ結論が出せるようマニュアルを
  作るようにした。(p43)


●「技術」と言いながら、結局、「努力」に落ち着くところに、本質が
 があるように感じました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・すべてに対して頑張れという経営者も多いが、その考えは明らかに
  間違っている。(p24)


 ・通常であればプレゼンテーションであれば全体の結論を先に言って
  おくほうがよい。私の場合、さらにその前提として必ず自分がやっ
  てきた作業を最初に言っておく。(p58)


 ・フィンランドでは、小学校にも企業家育成コースがあり、「フィン
  ランドのような小さな国は、国際化できる企業を作り、世界に出て
  いって活躍しなければいけません」と教えている。(p168)


考える技術
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大前 研一
講談社
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5 主張に具体性がある
5 面食らってしまいます。
4 国家に騙されないために
5 知的に怠惰にならない
5 すべては意識することから。

(評価:★★★☆☆)76点


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