「「夢」「仕事」「お金」「恋愛」「健康」 人生が劇的に変わる"My神さま"の見つけ方」荒川祐二

【私の評価】★★★★☆（80点）

要約と感想レビュー

著者の実家はラーメン店を経営していますが、ご先祖様に月一回、感謝のお供物をするようになってから、経営が順調に進んでいくようになったという。

著者も30歳となって将来に不安を感じたとき、神社に行ってお願いしたりする中で、日本の神さまについて調べ、ブログで発信しはじめたのです。するとどうでしょう。半年で月間150万アクセスを超え、書籍を出版すれば10万部を超え、経営していたラーメン店も2店舗から4店舗に増えたのです。神社に行ってお願いしていた収入2倍、本を10万部売りたい、違うテーマの本を書きたいという夢があっさり叶ったのです。

・月に一度、ご先祖さまにお供え物をしなさい。家族全員で手を合わせて、感謝を伝えなさい（ｐ24）

著者の考える日本の神さまとは、「感謝」の気持ちです。つまり、美しい自然とすごしやすい気候と豊かな食べ物を与えてくれる土地といった自然すべてへの感謝の気持ちなのです。そして、神さまが用意してくださるのは、私たちの願いに到達するために必要な人とのご縁や、必要な物や情報が与えられる環境です。

神さまは幸せを与えてくれるのではなく、幸せにつながるものを与えてくれるのです。ですから、自分の願いは何なのか、願いが叶っているとき、自分はどうなっているのか具体的にイメージできなければ実現は難しいのです。神さまに感謝して、いつも明るく、楽しく、笑顔でワクワク生きることで夢は叶っていくのでしょう。

・日本列島は気候に恵まれ・・奇跡の島だったのです・・日本という国における神さまの正体とは、まず「感謝」（ｐ47）

昔から日本では神社にお参りし、家の中に神棚を置いてお供物をしてお祈りしていました。これは祖先の知恵なのでしょう。つまり、神棚があるから運が良くなるのではなく、神棚へ感謝の気持ちを伝えるような自分になることで、運が良くなるのです。

感謝の気持ちで、明るく笑顔で生活している人の運が良くなるのは当然のことだと思うのです。荒川さん、良い本をありがとうございました。

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この本で私が共感した名言

・無意識のところで、僕ら人間の行動は、その想念によって動かされています（ｐ56）

・その日の終わりでも、寝る前でも構いませんが、その日あった良いことをお伝えする（ｐ101）

・必ずいつも護っていてくれる神さま・・ご先祖さまであり、また氏神さまと言われる、今住んでいる地域の神社の神さま（ｐ108）

・長野県の諏訪地方に総本社諏訪大社があるタケミナカタさまは、・・一度挫折した経験から立ち上がろうとする人や、敗北して再起を期する人に強いご利益をもたらしてくださいます（ｐ90）

▼引用は、この本からです

荒川祐二、大和出版

【私の評価】★★★★☆（80点）

目次

プロローグ　僕はこうしてＭｙ神さまと出会った！
第１章　"いわれ"からきちんと知っておこう　そもそも神さまって何？
第２章　ともに歩み、ともに成長する　Ｍｙ神さまの見つけ方
第３章　神社ですべきこと、してはいけないこと　Ｍｙ神さまとのつき合い方
第４章　仕事・お金・恋愛・人間関係・健康・人生　最強の神さま８８

著者経歴

荒川祐二(あらかわ　ゆうじ)・・・1986年生まれ。上智大学経済学部経営学科卒。「毎朝、日本一汚い新宿駅東口広場を掃除する」と始めた活動体験を描いた処女作『半ケツとゴミ拾い』(地湧社刊)をきっかけに、作家・小説家として様々なジャンルの本を上梓。現在までの累計発行部数は10万部超。2017年3月から古事記の物語や日本の神々の歴史をコミカルに伝えるブログをスタートし、わずか半年で1日最高5万アクセス、月間アクセス100万を突破する。また古事記を原作とした舞台『八百万の神喜劇』を全国各地で開催し5000人以上を動員するなど、日本の神さまに関連した人気コンテンツを生み出し続けている。

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