「幸せのコツ─大富豪 父の教え」荒川 祐二
2019/07/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
■50店舗以上のラーメン店チェーンを作り上げ、
大富豪と言われた著者の父親の教えを
まとめた一冊です。
大富豪と言われる父親も最初は、
従業員にお金を持ち逃げされたり、
従業員の裏切りで朝、店に行ったら全員が
辞めたりしたことがあったという。
そこで母親に「感謝が足りないのではないか。
だからご先祖様が試練を与えているのではないか。
だからご先祖様と神様に感謝を伝える場を
作りなさい」と言われたという。
・本来はな、スタッフや従業員という存在は、遅刻もせずに、無断欠勤もせずにな、働いてくれるだけで、有り難いんや・・・みんな未熟や。そんな未熟な自分なんかについてきてくれる。そう考えたら、それだけで有り難いと思えて、感謝の気持ちが湧いてけーへんか?(p60)
■そして本当の幸せとは、
自分が成長し、人を愛し、
人から愛されること。
未熟な自分を愛し、
未熟な他人を愛し、
それを認め合うことから
すべてははじまるのです。
人間関係とは未熟な人間同士が
成長する中で作り上げる
ひとつのドラマなのでしょう。
・人間は・・成功することが・・大事なんちゃうで・・成長することが大事なんやで・・たくさんの・・本を読んで・・たくさんの人と・・会って、たくさんの経験をして・・たくさん笑い合える・・そんな人生をな・・(p149)
■父親の教えとは、
まったく素晴らしいものだと
思いました。
すべては感謝からはじまる
ということなのかもしれません。
荒川さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・親、ご先祖さま・・その根源に対する感謝の気持ちを持つことが出来たなら、今まで給料を『払ってやっている』と思っていた従業員に対して、『うちで働いてくれてありがとう』という気持ちを持つことが出来るようになって・・(p14)
・やってきた努力、これまでの道のり、そして今日の結果、これからの未来は、絶対に無駄なものではない。いつか必ず、『この道でよかったんだ』と、『この道だから良かったんだ』と思える時が、やってくるから。だから今は、これまで頑張ってきた自分を誉めてあげてな(p40)
・たくさん利益を出せば、社会に税金として還元することで、見えない多くの人の力になることも出来る・・・だから、しっかり稼がなあかん。稼いで、稼いで、自分の周りのたくさんの人を、幸せにせなあかん(p48)
・『人見知り』というのは、実はそれだけで、自分が本来手に出来ていたはずの、幸せに繋がるご縁や情報の可能性を、出会った人の数だけ、逃し続けているということ・・・だから決して幸せは、青い鳥が運んでくるものではなく、今この瞬間目の前にいるその人が、運んできてくれるのかもしれない・・(p112)
・本にはな・・過去の人たちが生きた叡智が・・たくさん・・詰まってるからな・・。・・過去を知って・・未来を知って・・、過去を知って・・自分を知る・・っていうな(p147)
・実際にそれをやるか、やらへんか。人生はその差だけやねんけどな・・(p16)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
プロローグ ご先祖様の日
大富豪 父の教え
大富豪 父の教え 最期の2週間
エピローグ 人は死しても尚、生き続ける
著者経歴
荒川祐二(あらかわ ゆうじ)・・・1986年生まれ。上智大学経済学部卒。大学時代に、毎朝 6 時から新宿駅東口 の掃除を1人で始める。半年後には、全国に呼びかけ一斉にゴミ拾いを開催。全国27カ所、444人を集める。その活動は現在も継続され、2014年には全世界 500カ所以上、総勢15万人以上の全世界ムーブメントに広がっていった。現在は作家・小説家業を行う一方で、通算500 回以上、学校を中心とした講演活動、イベント、メディア出演等を行っている。
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