人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「自分のことだけ考える。無駄なものにふりまわされないメンタル術 」堀江 貴文

2022/05/19公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

「自分のことだけ考える。無駄なものにふりまわされないメンタル術 」堀江 貴文


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

自分の道を選ぶこと

堀江さんは最近何をしているんだろう?と手にした一冊です。最近は、ロケット開発、会員制サロン、有料メルマガなどされているようです。この本の表紙には「炎上される者になれ!」と書いてあるとおり、他人からどうこう言われようと、自分の道を選ぶことを推奨しています。


世の中には他人の評価を気にして、自分のやりたこともできず、極端に言うといじめられて死んでしまう人もいます。堀江さんは、自分のことだけ考えて生きろ。他人はあなたのことなんて興味はないんだ。そんなやつのために自殺するなんてありえない、と断言しています。


そしてやりたいことをやれば、必ず抵抗勢力が出てくる、と断言しています。自分は自分のために行動しているのだから、他人も自分のために行動している。だから、既得権を持っている人は自分のために抵抗するのは当然のことなのです。


実は他人はあなたのことなんて興味がないのだ。強い人というのは、皆、本能的にそのことを知っていて、人のことは気にせず、自分のするべきことだけに注力(p197)

学校なんて行く必要はない

堀江さんの炎上例を見ると、本当のことを言っているのに炎上するケースが多いようです。例えば、ブラック企業が批判されていますが、堀江さんに言わせれば「嫌だと思ったら辞めればいいのでは?」ということになります。


朝日新聞に「なんで保育士の給料は低いと思う?」という記事があれば、「誰でもできる仕事だからです」とツイートしてしまう。学校でいじめられていたとしたら、堀江さんに言わせれば、学校なんて行く必要はない。自分で勉強すればいい、ということになるのです。


常識を打ち破ろうとすれば、必ず抵抗勢力と戦うことになるのです。そして、目立つ者は、多かれ少なかれ必ず既成勢力から叩かれるのです。私はどちらかといえば、堀江さんタイプのようなので、堀江さんを擁護したいと思います。


いじめられたら、悩む前に逃げろ・・・学校なんて行かなければいい・・・学校や義務教育は、ネットもスマホもない時代に、知識を学ぶために仕方なくつくられた単なる仕組みなのだ(p50)

腹を割って話したほうがいい

人間関係を重視して丁寧に対応するより、堀江さんは自分を出して腹を割って話したほうがいい、という考え方です。堀江さんはタイプとしてはコントローラーに近く、人間関係を重視するサポーターの考え方とは合わないようです。仮に人に裏切られたとしても、「人間ってそういうものだよね」と気にしなければよいのです。


ただ、チームとして仕事をすることの重要性は理解しており、人への優しさ、人を信じるという点は大切にしているとのことでした。ライブドアという企業を率いていたのですから、チームで仕事をする、だけどCEOとして言うべきことは言うということでしょうか。堀江さん、良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感した名言

・無心になって没頭できるものは何か?(p120)


・人の目なんか気にする暇はない・・・本当にやりたいことなら、人の目なんか気にせず、どんな障壁があってもやってしまうはずだ(p21)


・バランスがいいということは、突出したものが何もないということではないか(p81)


・「不安なこと」を考えないようにする技術がある。それは、常に忙しくしていることだ(p105)


▼引用は、この本からです
「自分のことだけ考える。無駄なものにふりまわされないメンタル術 」堀江 貴文
堀江 貴文 、ポプラ社


【私の評価】★★★☆☆(75点)


目次

第1章 自分のことだけ考える
第2章 炎上される者になれ
第3章 無駄なものにふりまわされない心
第4章 なぜあなたは緊張に負けてしまうのか?
第5章 恥をかいた分だけ成功に近づく
第6章 他者への優しさだけは忘れてはならない



著者経歴

堀江貴文(ほりえ たかふみ)・・・1972年、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。1991年、東京大学に入学(後に中退)。在学中の1996年、有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)設立。2002年、旧ライブドアから営業権を取得。2004年、社名を株式会社ライブドアに変更し、代表取締役社長CEOとなる。2006年1月、証券取引法違反で逮捕。2011年4月、懲役2年6カ月の実刑が確定。2013年3月に仮釈放。宇宙ロケットの開発やスマホアプリのプロデュース、有料メールマガジンの配信、会員制コミュニケーションサロンの運営など


この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

ブログランキングにほんブログ村


メルマガ[1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』]
3万人が読んでいる定番書評メルマガです。
>>バックナンバー
登録無料
 

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: