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「Jimmy」明石家 さんま

本のソムリエ 2019/07/19メルマガ登録
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Jimmy (文春文庫)


【私の評価】★★★★★(95点)


要約と感想レビュー

 ジミー(Jimmy)大西のジミーは、大西がゴリラに似ていたから付けた芸名だという。犬はポチ、猫はタマ、でゴリラはジミー。外人?ハーフでっか?この本ではさんまとジミー大西の出会いから、芸人としてのジミー、画家としてのジミーが生まれた経緯が書かれています。


 ジミー大西は小学校2年生まで話せなかったくらい知恵の遅れた人間でした。いじめられ、殴られ、金を巻き上げられた。社会人になってもジミーは、ろくに意思疎通ができない。「大西くん、好き」というと愛していると勘違いしてズボンを下げる。車を運転中に居眠りしたり、停車中の車の後ろで「渋滞してます」と言ったり占い師に騙されたり。


 でも、そんなジミー大西をクビにしようとする吉本興行に対し、「イタいやつと天才は紙一重や」と守ってくれたのはさんまさんなのです。変な人間が集まっているのが吉本興行じゃないか、奇人変人がなんとか芸の世界で生きているんじゃないのか、ということです。


・「イタいやつと天才は紙一重や」「オクレ兄さんの言うとおりや。日比やんは知らんやろうけど、昔からの楽屋思い出してみるとけったいな人がゴロゴロおったんや(p75)


 ジミー大西を芸人として、画家として生き残りました。それを支えたさんまさんが、素晴らしい。全てを笑いに変えると、笑いが人を救うんだなと思いました。痛快!涙!笑い!最高の一冊でした。さんまさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「笑いは振りとオチ、緊張の緩和や」「き、金魚のカンチョウ?」大西はたどたどしい口調で、聞こえたままに繰り返す・・・「・・金魚に浣腸しても入らへんやんか。動くし、さしにくいやろ?」・・さんまがツッコむ(p26)


・「笑えんことなんてな、この世にいくらでもあんねん!けどな、それを全部おもろいってなって笑ったら、笑ったもんの勝ちになるんや!そういう風にできてんねん!笑ってみい!」(p67)


・「俺はまだ半人前や。弟子とれるようなそんな立派な人間やない・・」「さんまさんに半人前言われたら、若手はどうしたら」「頑張ったらええねん。好きやったら、頑張れるで、自然と。ちゃうか、日比やん」(p128)


・人間はな、好きなことせな、進歩出来へんのや・・好きなことしてる時は、自分が努力してるなんて意識ないやろ?・・そもそも俺(さんま)は努力いう言葉、大嫌いやねん(p269)


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【私の評価】★★★★★(95点)



著者紹介

 明石家さんま・・・1955年、和歌山県生まれ。日本のお笑いタレント、司会者、俳優、歌手。1974年、落語家を志して二代目笑福亭松之助に入門するが、師匠の推薦でお笑いタレントに転向、国民的スターとなる


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