「大人げない大人になれ!」成毛 眞
2016/07/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
■マイクロソフト日本法人の
代表取締役社長だった
成毛(なるけ)さんの一冊。
著者の仕事への姿勢は、
仕事を遊びにするということ。
遊びなんだから何時までも
打ち込むことができるのです。
米国マイクロソフトに行ったら
ビル・ゲイツが
通路に寝ていたらしい。
・子どものような企業とは、ビジネスを遊び場にできる人間の集団(p37)
■遊ぶように仕事をする人がいなくなると、
挑戦するような企画が出てきません。
サラリーマンだけになってしまうと、
その会社の活力がなくなってしまう。
ポケモンがあっても、
ポケモンGOを作ろうという人がいなければ、
企業に未来はないのです。
社長がスマホはダメだと言っても、
スマホをプラットフォームに
ゲームを開発する人が必要なのでしょう。
・挑戦は、成功する前は無謀な素人考えとされるが、結果を出してしまえば一転、革新的な取り組みだったと評価されることになる(p78)
■子どもが遊ぶように
我が道を行く
仕事のすすめでした。
日本の会社に特に
必要なことだと思いましたので、
★4にしました。
成毛さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・子供の頃の趣味を維持しよう(p142)
・あるがままでいることが個性(p111)
・すべての人の考え方の根底には、子供の頃に読んだ絵本や童話の内容が、無意識のうちに根ざしているのである(p176)
・私がマイクロソフト日本法人の社長を務めていた時期には、毎年全体の5%に当たる社員を最低レベルの人間からクビにしていた。ここで言う最低レベルとは、保守的なことである(p91)
・企画部門の人間でも、自分の考えるプランを社内営業という形で説得しなければならない(p83)
・外国のエリート層と話していて恥をかくのは、自国の歴史や文化を知らなかったときだ(p159)
個人でも会社でも、最も効果的なマーケッティングの方法は、神話をつくることである。(p170)
【私の評価】★★★★☆(84点)
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目次
1 大人げなさが求められる時代がきた
2 大人げないとはどういうことか
3 やりたいようにやればいい
4 大人げなく楽しく生きる方法実践編
5 大人げなさを取り戻すための本棚
著者経歴
成毛 眞(なるけ まこと)・・・1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、書評サイトHONZ代表も務める。
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