【私の評価】★★★★★(93点)
■インバスケットとは、
仮想の事例で上司としての判断を
シミュレーションするものです。
バスケットとは、
机の上にある書類を入れる箱であり、
その中に課題が入っているのです。
それをあなたは短時間に
判断し、指示を出して
いかなくてはなりません。
・部下が何かを任せられた時に思うことは、
「それはどうして自分なのか?」
ということです。(p148)
■やる気のない部下がいます。
年上のベテラン部下もいます。
能力がないのに、
生意気な部下もいます。
そうした悩ましい部下が、
難しい問題を報告してきます。
「なんでそんなこともできないんだ!」
直面した上司であるあなたは、
部下に適切な指示を
示さなくてはならないのです。
・問題児でも個性的な部下でも、
使いこなすことができてはじめて
「人を使う」と言うのです。
指示の出し方や教育の方法、
配慮の仕方などを人によって
変えていくことが求められているのが、
人を使うという手法です(p37)
■指示するべきときは指示する。
任せるべきときは任せる。
失望したときは、
「残念です」と伝える。
「大丈夫、あとは任せなさい」と
部下を慰める。
一つひとつの判断が、
あなたを見る部下の評価に
つながります。
本当の仕事そのものが
最高のインバスケットで、
鍛えられたなあ~と感じました。
鳥原さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・リーダーの場合、もっとも減らさなければ
ならない作業はルーティンワークです。
毎日やらなければならない作業は本来
管理者にあってはいけません・・
リーダーの仕事の原則は、
「戦略は自分、戦術は部下に任せる」(p21)
・私も今まで人事の場で
「あいつは任せることができないで
自分だけがバタバタしている」という
レッテルを張られ、降格された人間を
数多く見てきました(p23)
・いつ自分がいなくなっても、
組織は何の支障もなく、
お客様に対しても変わらない品質の
サービスや製品を届けることができる。
これが究極の管理者の仕事です(p28)
・最終的にどの方向に進んでいくかを決めるのは、
任せられた人間ではなく、任せた人間だからです。
任せる人間には方向性を決める権利と義務があり、
それは誰にも侵されない領域です(p110)
・任せるという技法は・・
経験がなかったり、
教えられていなかったりすることを
任せるときに
凶器に変わるのです(p132)
・最近の管理職はあれこれと自分で
口を出してしまうため、
部下が考えなくなり、
結果的に人は育たない(p40)
【私の評価】★★★★★(93点)
読んでいただきありがとうございました!
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■目次
第1章 あなたはなぜ忙しいのか?
第2章 任せることができない理由とは?
第3章 実践!「任せるインバスケット」
第4章 究極の任せ方