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「「仕事を任せる」インバスケット法」鳥原隆志

本のソムリエ 2015/12/15メルマガ登録
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「仕事を任せる」インバスケット法


【私の評価】★★★★★(93点)


要約と感想レビュー

 インバスケットとは、仮想の事例で上司としての判断をシミュレーションするものです。バスケットとは、机の上にある書類を入れる箱であり、その中に課題が入っているのです。課題をあなたは短時間に判断し、指示を出していかなくてはなりません。


 実際の職場でやってみるのが最高の訓練となりますが、これを仮想の職場のケースとして学ぶのがインバスケット演習なのです。自己流になりがちな管理の仕事のレベルアップに効果があるのは間違いないでしょう。


・部下が何かを任せられた時に思うことは、「それはどうして自分なのか?」ということです。(p148)


 あなたの仮想の職場をイメージしてみましょう。やる気のない部下がいます。年上のベテラン部下もいます。能力がないのに、生意気な部下もいます。


 そうした悩ましい部下が、難しい問題を報告してきます。「なんでそんなこともできないんだ!」と思ったとしても、上司であるあなたは、部下に適切な指示を示さなくてはならないのです。


・問題児でも個性的な部下でも、使いこなすことができてはじめて「人を使う」と言うのです。指示の出し方や教育の方法、配慮の仕方などを人によって変えていくことが求められているのが、人を使うという手法です(p37)


 指示するべきときは指示する。任せるべきときは任せる。失望したときは、「残念です」と伝える。「大丈夫、あとは任せなさい」と部下を慰める。


 一つひとつの判断が、あなたを見る部下の評価につながります。本当の仕事そのものが最高のインバスケットで、鍛えられたなあ~と感じました。


 鳥原さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・リーダーの場合、もっとも減らさなければならない作業はルーティンワークです。毎日やらなければならない作業は本来管理者にあってはいけません・・リーダーの仕事の原則は、「戦略は自分、戦術は部下に任せる」(p21)


・私も今まで人事の場で「あいつは任せることができないで自分だけがバタバタしている」というレッテルを張られ、降格された人間を数多く見てきました(p23)


・いつ自分がいなくなっても、組織は何の支障もなく、お客様に対しても変わらない品質のサービスや製品を届けることができる。これが究極の管理者の仕事です(p28)


・最終的にどの方向に進んでいくかを決めるのは、任せられた人間ではなく、任せた人間だからです。任せる人間には方向性を決める権利と義務があり、それは誰にも侵されない領域です(p110)


・任せるという技法は・・経験がなかったり、教えられていなかったりすることを任せるときに凶器に変わるのです(p132)


・最近の管理職はあれこれと自分で口を出してしまうため、部下が考えなくなり、結果的に人は育たない(p40)


「仕事を任せる」インバスケット法
「仕事を任せる」インバスケット法
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鳥原隆志
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【私の評価】★★★★★(93点)



目次

第1章 あなたはなぜ忙しいのか?
第2章 任せることができない理由とは?
第3章 実践!「任せるインバスケット」
第4章 究極の任せ方


著者紹介

 鳥原隆志(とりはら たかし)・・・株式会社インバスケット研究所代表取締役。インバスケット・コンサルタント。1972年生まれ。大手流通業にて精肉や家具、ワインなどさまざまな販売部門を経験し、スーパーバイザー(店舗指導員)として店舗指導や問題解決業務に従事する。昇進試験時にインバスケットに出合い、研究とトレーニングを開始する。その経験と問題解決スキルを活かし、株式会社インバスケット研究所を設立。


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