「信長 秀吉 家康―勝者の条件敗者の条件」津本 陽、江坂 彰

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信長 秀吉 家康―勝者の条件敗者の条件

【私の評価】★★★☆☆(73点)


■信長 秀吉 家康について、
 小説家の津本 陽さんと、評論家の江坂 彰さんが
 好き勝手に放談している一冊。


 やはり信長は、人格はともかく、
 未来を予見できた傑出した
 リーダーでした。


 しかし、そうした人は、
 日本では最後まで生き残れないのですね。


・日本のいやな面だが、
 絶対に傑出したリーダーは、
 やはり最後まで生き残れない
のですね(p83)


■日本で生き残るのは、
 やはり配慮の人でしょうか。


 いわゆる人たらし。


 組織の中で、人心を掌握し、
 神輿に乗って勢力を広げることの
 できる人です。


 人を動かす技術、
 これはこれで、たいへんな
 能力と言えるのでしょう。


・サラリーマンで偉くなりたい人にはやはり、秀吉・・・
 特にサラリーマンで、大組織で偉くなっていくために
 一番大事なのは、人間関係をうまくやること、いい上司と
 出会えること
だから、それには秀吉がぴったりです(p233)


■能力のある人にも、それぞれ特徴があり、
 その組み合わせが歴史を作っていくのです。


 次の日本の歴史は、
 だれがつくっていくのでしょうか。


 あなたです!


 津本さん、江坂さん、 
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・リーダーとは、自らの進むべき方向に
 グランドデザインを持っていること。
 そしてそれを持続する意思があること。
 世界の流れをとらえる鋭い嗅覚があり、
 それに向って返り血を浴びるのを覚悟で
 進んでいく人
である(p31)


・信長の戦法でまず挙げるべきは
 「情報」の重視である(p39)


・武田信玄の七分勝ち・・・
 百パーセント勝ってしまうと己に油断が生まれる、
 また百パーセント完勝すると相手に味方するものの
 恨みを買う。だから勝利は七割ぐらいがよろしい(p203)


・ある面では、美濃兵のように土に密着した侍というのは
 戦闘そのものが強い・・・信長の場合は、兵農分離させ、
 金で雇った兵隊だから、忠誠心もねばりもない。・・・
 しかし、長期戦となればべつ。兵農分離しない限り、
 自らの領国以上に広がっていくには限界がある(p97)


・アメリカの自由でダイナミックな規制は、
 これだけはやったらいけないという規制である。
 日本の規制は、これだけをやりなさいという規制である。(p235)


信長 秀吉 家康―勝者の条件敗者の条件
津本 陽 江坂 彰
講談社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)


■目次

1 信長が躍りでた乱世日本という国
2 信長は常識やぶりの発想で時代の殻を突き破った
3 信長は「戦さ」を「軍事衝突」に変えた
4 信長が引き起こした「経済革命」
5 出自や家系の枠を取り払う信長の人事戦略
6 天才信長のしたたかさと痛恨の過失
7 「生得の人望家」が秀吉最大の武器
8 秀吉は「天衣無縫」と「計算高さ」を併せもつ
9 秀吉は時の流れを引き込む名人
10 天下取り後に噴き出した秀吉の限界
11 家康は戦国一代目の凄まじさを集大成した
12 人間家康の功罪


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