「情の管理・知の管理―組織を率いる二大原則」童門 冬二
2012/04/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
■組織のリーダーとはどうあるべきか。
自分のスタイルを持っていないなら、
童門さん得意の
歴史に学んでみましょう。
智に働いても角が立たない、
情に棹さしても流されない、
管理を学びます。
・人を用いるに禄高の多い少ないを基準にしてはいけない。能力に応じて使うべきであって、俺の見るところ、むしろ筧井の方が旗奉行に向いている。(家康)(p77)
■まず、基本的には「知」が必要となります。
仕事の付加価値は、「知」にある。
しかし、「知」だけでは、
スムーズにいかない。
部下が動かない。
そうしたときに、
「情」というものが、
大事になってきます。
・「俺の宝は、俺のために生命を捨てる五百人の部下だ」などとはテレくさくていえない。しかし、それを敢えて口にするところに、家康の真骨頂があった。(p70)
■結局、仕事のスタイルというものは、
各自が考えなくてはならないのでしょう。
それを考える一つの参考として
歴史があるのだと思います。
童門さん、良い本を
ありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・能を持つ人間は、得てして驕り昂ぶり、人柄的にも問題があるのが多いが、そういうことを気にせず大いに登用することが必要であろう(家康)(p78)
・◎自分でやってみる。
◎そのうえで、緻密な計画を立てる。
◎作業を細分化し、細分化したひとつひとつに目標を設定する、
◎人間の競争心をかき立てる。(秀吉)(p92)
・吉田松陰の「松下村塾」・・
◎テキストは、和漢の一般書も使うが、日々の起こった事件を教材とすること。
◎その事件から、長州一藩のことを考えるのではなく、日本および日本人の問題を引き出すこと。
◎生産の場(土)から身を話さないこと。学習は農耕と併行して行う。(p112)
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
著者経歴
童門 冬二(どうもん ふゆじ)・・・1927年生まれ。東京都庁にて、課長、部長、広報室長、企画調整局長、政策室長等を経て退職。著書多数。
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