「人間ものがたり―石器時代から現代までのわたしたちの歴史」ジェイムズ・C. デイヴィス
2012/05/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■歴史というものは試験がないと、
おもしろいものです。
当時の人間は必死に生きていたのでしょう。
そして結果としての歴史が残ります。
こうして歴史を俯瞰してみると、
人間はいろいろと間違いを犯しながら、
発展しているということです。
■いろいろと問題はありますが、
21世紀も人間はより良くなっていくはずです。
ただ、小さな事故、戦争は
なくならないかもしれませんが。
デイビスさん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・十字軍・・・ヨーロッパ人が貪欲でこわいもの知らずで、
いつでも神が自分たちの味方をしてくれると
思いこんでいたことだけは、はっきり証明された。
このような民族がいずれは
世界征服をもくろむのだろう。(p183)
・スペイン人はすばらしい土地を征服し、
戦争や伝染病の犠牲にならずに生き延びた
先住民を奴隷にした。
そして彼らをこき使って
死ぬまで銀鉱で働かせ、
彼らの信仰をつぶそうとし、
みじめな暮らしを強いた。(p246)
・賛美歌『アメイジング・グレイス』を書いたイギリス人、
ジョン・ニュートンも、そういった
奴隷船船長のひとりだった(p296)
・産業革命前の生活水準は
どこの国でも低かった(p321)
・経済力のある乗っ取り屋の帝国は、
"後進国"の人々に神と幸福を
与えてやるのだと主張した。(p355)
・第一次世界大戦・・・
だれもが、数週間で決着がつくと思っていた(p383)
・日本はすでに韓国を併合し、
中国の東部地域と台湾を占領していた。
しかし第二次世界大戦前夜、
日本の首脳はさらに多くを望んでいた。(p448)
・広島以降、人々は、
あの原爆投下は正しかったのかと
問い続けてきた。(p462)
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
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