「戦国の組織と人脈 (日本を創った戦略集団)」堺屋 太一 三浦 朱門、童門 冬二、田原 総一朗、百瀬 明治、小和田 哲男

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戦国の組織と人脈 (日本を創った戦略集団)

【私の評価】★★★★☆(82点)


■歴史を学ぶ方法には、
 三通りの方法があります。


 一つ目は、歴史の流れを学ぶこと。
 これは学校で学ぶ歴史です。


 二つ目は、歴史上の人物の視点から学ぶこと。
 これは歴史小説を読むことが相当します。


 マクロの視点から、ミクロの視点で
 歴史を見るという感覚でしょうか。


 そして、三つ目は、歴史の解釈を学ぶこと。
 これは、この本で学ぶことができます。


 歴史の見方と解釈を学ぶことで、
 歴史のとらえ方に深みが出てくるのだと思います。


・「織田信長の偉大さは、桶狭間において奇襲によって
 優勢な敵を破ったことではない。生涯二度と桶狭間のような
 奇襲作戦をやらなかったことだ
」(司馬遼太郎)(p15)


■この本の良いところは、
 著者の力量にもよるところが大きいのでしょうが、
 歴史から何を学ぶのか、といった学びが
 多いところです。


 どうすれば人を動かすことができるのか、
 どうすれば人材を集めることができるのか、

 といった現代の私たちへの助言が
 含まれているのです。


・秀長の採った手法を単純に要約すれば、
 古参の部将から苦情のあった際には、
 ためらうことなく文治の官僚を叱りつけてみせるが、
 結果としては文治官僚の主張を実現する、というもの(p53)


■豊臣秀吉から徳川家康の時代という
 面白い時代を解説しながら
 学びの非常に多い一冊でした。


 執筆者の皆さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


名将はまず味方の利点を知って策を練り
 凡将は先に味方の欠点を見て脅える(p31)


・「下剋上の論理」・・・家来にとって、いい主人とは、
 「自分の能力を認め、それを伸ばし、しかも能力に見合った 
 給与を与えてくれる人物
である」ということだ(p192)


・人材を発掘するときに、
 どうしても自分の好みが出てしまう。
 家康はそれをいましめて、
 「ややもすれば己が好みにひかれ、
 わがよしと思ふ方をよしと見るものなり。
 人には其長所のあれば、
 己が心を捨て、ただ人の長所をとれ」(p258)


・秀吉の検地・・・統一的な基準もととのえられた。・・・
 京桝(ます)の採用。
 それまで、桝にはさまざまな種類があり、
 また年貢を取り立てるときは納桝を、
 その年貢を支払いにあてるときには払桝を用いる
 というような不正な慣行もまかりとおっていた。(p160)


戦国の組織と人脈 (日本を創った戦略集団)
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【私の評価】★★★★☆(82点)


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