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「「人の上に立つ人」になれ―自分の「生き筋」が見える人は強い!」渡部 昇一

2009/09/08公開 更新
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「「人の上に立つ人」になれ―自分の「生き筋」が見える人は強い!」渡部 昇一


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

時代の流れ

歴史にみるリーダーの資質を検討する一冊です。やはり時代には、流れというものがあるようです。


明治維新の時代に、西欧諸国と日本との接触がはじまったように、現在は、グローバル化という形で世界で各国がつながろうとしているということなのでしょう。


明治維新とやや似かよった状況が、グローバル化という形で起こると考えればいい・・・世界のマーケットが単一であろうとしている時、日本だけが従来の殻に閉じこもっているわけにはいかないのだ(p48)

先の見えるリーダーが必要

そうした革新の社会で生き残っていくためには、先の見えるリーダーが必要になります。そして、実際に組織を引っ張っていく腕力も必要となります。


そうしたリーダーを作ることはこの本には書いてありませんが、そうした素質を持った人をリーダーとする仕組みが必要なのでしょう。


生き筋の見える人とは、部下たちには見えない引っ張るべき糸が見えている人である。そしてまた、それを実行に移す度胸も兼ね備えている人である。(p13)

歴史に学び海外に学び未来を考える

いつもの渡部節炸裂の一冊でした。見えている人には、見えているのです。歴史に学び、海外に学び、未来を考えるのです。本の評価としては、★3つとします。


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この本で私が共感した名言

・小言はいうべし、酒は買うべし(p82)


・最重要情報は"大金持ちルート"で流れる(p196)
 

・中曽根康弘氏がかつて首相であった頃、靖国神社への参拝を中国側に遠慮して取り止めたことがあった。・・・外国から宗教に干渉されて首相が行事を取り止めるなど、日本以外の国では信じ難いことだ。(p209)


▼引用は、この本からです。
「「人の上に立つ人」になれ―自分の「生き筋」が見える人は強い!」渡部 昇一


【私の評価】★★★☆☆(75点)


目次

1章 適性は「やってみる」まで決めつけるな!
2章 これが「不安知らず」の腹のくくり方
3章 「順」に逆らえ、「やり方」を変えろ!
4章 頭に立つ人にはこの"凄み"がある!
5章 「運がついている人」の生き方を真似ろ!
6章 人をシビアに「見分ける目・評価する目」
7章 「豊かさ」の中で失ったものを取り戻せ!
8章 いつも周りに「刺激」のある生活を
9章 これが、これから十年の鍵をにぎる「生命線」!
10章 自分を"グローバル化"できない人は滅びるしかない!



著者経歴

渡部 昇一(わたなべ しょういち)・・・1930年生まれ。大学卒業後、ドイツ、英国に留学。上智大学講師、助教授、教授を歴任して退職。名誉教授。


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