「嫉妬する人、される人」谷沢 永一

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嫉妬する人、される人 (幻冬舎文庫)

【私の評価】★★★☆☆(76点)


●人の心を知るということは、
 「嫉妬心を知る」ということかもしれません。


 この本では、嫉妬の渦巻く大学の世界で、
 生き抜いてきた谷沢教授の嫉妬講義です。


●松下幸之助が、

 「嫉妬とは万有引力のようなものなので、キツネ色に焼け

 と言ったように、嫉妬を
 人の心からなくすことはできません。


 適度な嫉妬心にコントロールすることで、
 組織を維持することが必要なのでしょう。


 ・読書生活の要諦は、嫉妬心を抑える工夫です。
  ・・・世間の嫉妬の仕組みがどうなっているのか、
  それがわかったら、その対応策について
  心をめぐらすことができるでしょう(p131)


●このような嫉妬心があるからこそ、
 組織には、参謀、スタッフという地位は低くとも、
 全体の戦略に影響力を及ぼせる
 ポジションがあるのでしょう。


 ・本当の意味での実権を持ちたければ、
  名誉とか名声を欲しがるな(p28)


●このように嫉妬を避けるためには、
 突出して出世しないこと、
 抜き出ないことですが、

 出る杭になってしまったら、
 これはもう謙虚に、真面目に
 覚悟を決めて仕事をするしかありません。


 ・お金を握っている人、あるいは
  お金を左右している人に対して、
  国民は無意識のうちに
  「清貧」を求める傾向がある(p72)


●まず、この本を読んで自分と他人の心にある
 「嫉妬心」に気づくことが大切だと思いました。


 この本で、人間の心に渦巻く嫉妬心に注目する
 きっかけとしてください。★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私はかねてから女性の怖さを知っていますから、
  気遣いを忘れたことはありません。(p116)


 ・日本でいちばん嫌われるのは
  「態度が大きい」ということ
なのです。
  かといって、卑屈であってもいけません。
  卑屈になると、かえって周りから
  なめられてしまいます。(p113)


 ・肩書は人を変える。確実にその人の背丈を伸ばす。
  今までできなかったことが急にできるようになる人も
  珍しくない。(p172)


▼引用は、この本からです。

嫉妬する人、される人
谷沢 永一
幻冬舎 (2004/07)
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おすすめ度の平均: 3.5
4 人間に関心がある以上
2 後ろ向きだなぁ...
2 言いたいことはわかるが、少々強引に感じる。

【私の評価】★★★☆☆(76点)



■著者紹介・・・谷沢 永一(たにさわ えいいち)
 
 1929年生まれ。関西大学大学院博士課程修了。
 関西大学文学部教授を経て、現在、名誉教授。
 サントリー学藝賞、大阪文化賞など。著書多数。


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