「「できる人」の聞き方&質問テクニック―なぜか、「人に好かれる人」の技術と習慣」箱田 忠昭
2007/02/02公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
デール・カーネギー・コースの公認インストラクターだけあって、コミュニケーションの技術のポイントを分かりやすく解説してくれる一冊です。著者自身が、これらの技術を使って、外資系企業で出世してきたのですから、その技術が本物であることの証明でしょう。
出世するためにも、商品を売るためにも私達は人に好かれる必要があります。そのためには、相手の話を聞くことからはじめなくてはならないのです。
・外資系の会社の人事は、実は「好き嫌い」と「思いつき」で行われているのです。・・・上司へのゴマスリを大いに研究し、成果を上げ、出世してきました。(p165)
まず「聞くこと」から始まるように、標準的な内容となっています。これは、だれでも知っていることですが、会社で地位が上がっていくにつれ、思わず傲慢になり、「聞くこと」を忘れがちになるものです。
また、自慢話は相手から敬遠されます。やはり自分の失敗談、悩みなどを話すことにより、聞く人との距離を縮めるのが王道のようです。自分からパンツを脱ぐことで、関係が深まるのです。
・松下幸之助は「君の意見を聞かせてくれないか?」と、聞き上手に徹していたそうです。(p35)
カリスマ・インストラクターだけあって、分かりやすい一冊に仕上がっています。セミナーの内容が、この本になったのでしょうから、お買い得ではないでしょうか。★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・自分をさらけ出すには、どうしたらいいのでしょうか。・・・自分の失敗談を語ります。あるいは、将来の夢、家族のこと、悩みなどを吐露することです。(p162)
・人間関係の研究家デール・カーネギーは、「議論に勝つ最善の方法は議論を避けることである」と言っています。・・・「ちょっと高いですね」と言われたら、「そうですね。最初は皆さん、そう思われます」というように答えます(p65)
・「人の話を聞くことにより、人生の80パーセントは成功する」これはアメリカの話し方及び人間関係の研究家、デール・カーネギーの言葉です。(p19)
▼引用は、この本からです。
フォレスト出版
売り上げランキング: 3982
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
プロローグ 意外と知らない人間心理「なぜ、人は話を聞けないのか?」
第1章 なぜか結果を出す人は「聞き上手」「なぜ、『聞き上手』は、人に好かれ、信用されるのか?」
第2章 誰も教えてくれなかった!相手に好印象を与える「聞き方の基本」
第3章 人間心理を利用した「良い雰囲気を作るコミュニケーション術」
第4章 これだけ知っておけば大丈夫!「できる人」の質問テクニック
第5章 「できる人」だけが知っている!「良い人間関係を作るコツ」
第6章 「できる人」だけが知っている!効果的な「第一印象の作り方」
著者経歴
箱田 忠昭(はこだ ただあき)・・・インサイトラーニング代表。1942年生れ。大学卒業後、ミネソタ大学大学院修了。日本コカコーラ広告部マネジャー、エスティ・ローダーのマーケティング部長、パルファン・イヴ・サンローラン日本支社長を歴任。デール・カーネギー・コースの公認インストラクターを勤める。 1983年インサイト ラーニング株式会社を設立。現在代表取締役。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記