「素直な心になるために」松下幸之助
2006/01/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
●松下幸之助は「素直な心」というものをよく口にしています。
そしてこの本は、
その「素直な心」について、
松下幸之助の考えをまとめたものです。
・素直な心というものは、
だれに対しても何事に対しても、
謙虚に耳を傾ける心である(p34)
●なぜ、それまでに松下幸之助が
「素直な心」についてこだわるのか
といえば、その「素直な心」というものが、
いかに難しいもので
あるかということだと思います。
・人間というものは、どうしても知らず識らずのうちに
自分中心に、あるいは自分本位に物事を考えがちになって、
他人から見たらずいぶんおかしいことでも、
一生懸命に考え、それを正しいと信じている場合が
多いからではないでしょうか。(p165)
●企業において、役職が上になればなるほど、
歪んだ情報ばかりとなり、
真実が見えなくなってきます。
・素直な心になれば、現状にとらわれるということがなくなって、
つねに何が正しいか、何がのぞましいか
ということがおのずと考えられ、
それがスムーズに見きわめられていくようにも
なるでしょう。(p87)
●そのような状況において、いかに真実を見つめ、
判断ができるのか、ということが、
企業およびその人の将来を
決めていくのでしょう。
●本としては、「素直な心」だらけで「くどいな」という感じで
★2つとしましたが、「素直な心」の大切さは、いくら語っても
語り足りません。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・お互いが素直な心を養おうとする場合には、
やはり何といってもまず初めに、
素直な心になりたい、という強い願いを
もつことが必要だと思います。(p162)
・物事の道理をよくわきまえ、度量も大きく、
指導者として公の怒りをもってなすべきをなしたというように、
信長は信長なりに素直な心を
大いに働かせていたと思うのです。(p122)
・"無理をしてはいけない"ということは、
お互いの日常生活において
しばしばくり返しいわれていること
ではないかと思います。・・・
しかし、このあたりまえのことが、実際には
なかなか守られにくいようです。(p138)
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
●著者経歴・・・松下 幸之助
1894年生まれ。松下電器創業者。1989年逝去。
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