「口のきき方私の人間学」斎藤茂太
2004/08/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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●同じ内容でも言い方ひとつで相手の感じる印象は変わってきます。社会人
となって、口のきき方では苦労しましたが、今でも初心者レベルです。
・一番安全な言葉は、「どこの国に行っても泥棒はいるように、悪い
ところはあります。でも、いいところもございますよ。ということで
ある。いわゆる外交官がつかうような台詞をつかっていれば、無難
であろう。(p56)
●特に仕事で、全員の意識を自分の方向に持っていこうとする場合は、
ちょっとした言い方で流れが変わりますから、常に口のきき方には
工夫と配慮をしていく必要があります。
・反論したいと思ったら、一度はグッとこらえて、「そうですね」
「おっしゃる通りでございます」と、相手を立てる心づかいが肝要
である。(p67)
●相手が間違っているとしても、「そうですね。わかりますよ」と言って
みたり、フンフンと相づちを打つなど、相手の意見を理解していること
を行動をもって表現しなくては、相手に伝わりません。
・相手を乗せるおしゃべりとは、上手に相づちを打つことと思っても
さしつかえなかろう。(p96)
●著者は斎藤茂吉の息子だけあって、社会人の常識?を具体例をあげて
わかりやすく教えてくれています。二十代で読みたい一冊でした。
失敗して学んだことは忘れませんが、どうせなら失敗するまえに知って
いたほうがいいでしょう。
・親しい仲という点においては、夫婦においてもお世辞は必需品である。
(p109)
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「生き字引」で「輸出偏重型」の人は、たとえ正解を知っていても、
ときには知らないふりをすることも必要だ。(p83)
・いずれにせよ、断る口実は当たり障りのないものにすることが大切
である。本当に会社の重要な会議があるときでも、「先約があります
ので・・・」と相手に告げるのがデリカシーなのである。(p226)
三笠書房
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【私の評価】★★★★☆(81点)
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