「スターバックス成功物語」ハワード・シュルツ、ドリー・ジョーンズ
2004/08/11公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(85点)
●今はどこでも見られるスターバックス。
原点はシアトルに開店した
最高級の深煎りコーヒー豆を販売する
「こだわりコーヒー豆売りショップ」でした。
この小さな「こだわりコーヒー豆売りショップ」に
可能性を見出したのが、
ニューヨークの多国籍企業で働く著者の
ハワード・シュルツなのです。
彼は安定した仕事を捨てて
スターバックスへ転職します。
●その後、スターバックスで
エスプレッソ・バーの実験に成功するものの
経営方針の違いから退職。
自ら資金を集めてエスプレッソ・バー
「イル・ジョルナーレ」を立ち上げます。
そして、スターバックスの買収まで
ジェットコースターのように試練にぶちあたります。
●彼が伝えたかったのは、
「夢をもつこと」
そして
「決して、決して諦めるな」
ということです。
・私が本書を執筆したのは、
どんなにあざけられようとも勇気をもって
自分の夢に挑戦しつづけてもらいたい、と思うからだ。
無責任な批判にくじけてはならない。(p9)
●これだけ成功したスターバックスが、
実はなんども運命の分かれ道に
出会っていたというのには驚きでした。
ちょっとでもハワード・シュルツがくじけていたら、
今、私たちはスターバックスのコーヒーを
飲むことはなかったのです。
●スターバックスの成長の軌跡に人間の信念の力を感じました。
■各章の始めに引用されている名言は
非常にレベルの高いものばかりです。
この本で私が共感したところは次のとおりです。
・存在するものだけを見て「なぜそうなのか」と考える人もいるが
私は存在しないものを夢見て「なぜそうでないのか」と考える。
チャンスがあったと言う人は、
おそらく一度もチャンスをつかまなかったのだ。
(ジョージ・バーナード・ショー)(p48)
・夜、疲れた心の片隅で夢見る者は、
目覚めとともに夢の空しさを知る。
だが、真昼に夢見る者たちは心せよ。
彼らはしかと目を見開き、夢を実現させるであろう。
(トーマス・エドワード・ロレンス)(p128)
日経BP社 (1998/04)
売り上げランキング: 13,182
自分の大好きを多くの人に
コーヒーを味わいながら
【私の評価】★★★★☆(85点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 18,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする