【書評】「教科書が教えない歴史」藤岡信勝
2004/04/19公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
私は学生時代、ただ暗記するだけの歴史の授業が嫌いでした。何で年号を覚える必要があるのか?本を読めばわかるじゃないか!と、共通一次は地理で受験しました。
でも、本当は歴史を学びたかったのです。日本史、世界史、近代史。歴史を学ぶということは未来を予測する道具を学ぶということなのです。
まず、これだ!と思ったのは司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「坂の上の雲」を読んでからです。
大きな歴史の流れの中で生きていく人々の生き様に感動しました。
そういう意味で、この本は中学生向けで簡単なうえ、大きな歴史の流れと、そこに生きた人のエピソードをつづっており、受験前に出会いたかった本です。
できるだけ若い人に読んでいただきたいですね。
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この本で私が共感した名言
・ある高校生は、日本史の授業が始まるとき、「ああ、また日本の悪口か」とつぶやいたそうです。(p10)
・宣戦布告を出したその日。ワシントンの日本大使館は、人事異動による送別パーティーをしていたのです(p42)
・吉田松陰が幕末の「奇蹟」ならば、司馬遼太郎は、昭和・平成の「奇蹟」です(p91)
・国のために死んでいったあの若者たちを忘れさせてはならない(p252)
【私の評価】★★★☆☆(73点)
目次
日本とアメリカ
国づくりの設計
勇気と友情の物語
近代日本の戦争
馬関戦争で英と仲よくなった長州
歴史を生きた女性たち
著者経歴
藤岡信勝(ふじおか のぶかつ)・・・昭和18年北海道生まれ。北海道大学教育学部卒。同大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。名寄女子短期大学講師、北海道教育大学釧路分校助教授、東京大学教育学部助教授を経て、平成3年より同大教授(学校教育開発学コース)、平成16年4月より拓殖大学教授。平成7年自由主義史観研究会を組織し、季刊雑誌『「近現代史」の授業改革』(明治図書)を創刊。「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長としても活躍
読んでいただきありがとうございました!
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