「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣」本田健
2003/11/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(93点)
金持ちに使われる側に立ちたければ、MBAに行きなさい。金持ちになりたければ、セールスを学びなさい
要約と感想レビュー
自分が何をすれば楽しいのか
商売というものは芸術のようなものです。技術が必要であり、独自性も必要です。そして、人間性が必要となります。結局、経営とは、売ることに始まり、売ることに終わるということだと感じました。この本では、ユダヤ人の大富豪から本当にお金の稼ぎ方、考え方を教えてもらえます。私が手帳にメモした言葉だけで50にもなりました。恐るべき本です。新記録です。
例えば、少し格上の人間とつき合うこと。まず、いまやっていることが何であれ、それを愛すること。目の前にあることに全力投球できれば、導かれるように次々におもしろい出会いやチャンスに出くわすというのです。
ケンがゲラー氏から成功の秘訣を教えてもらいます。ゲラー氏は事業家ですから、公務員や大企業の社員といった安定した人生を目指す人とは違います。夢を追いかけるのを忘れた人間は、言ってみれば『退屈な人生を生きる終身刑』を自らに課しているのに等しいと手厳しく指摘しています。
そして何をすればいいのか迷ったときには、自分が何をすれば楽しいのか、胸に手を当てて聞くこと。つまり自分の心の声を聞き、人生の羅針盤にするように助言しています。最後に主人公に対し、ゲラー氏が「君は必ず失敗するだろう」と言うところでは、体が震え、涙が溢れ出しました。
「君は必ずたくさん失敗する。でも、要はその失敗からどれだけのことを学んで、カムバックするかだ。自分でダウンを認めない限り、人生のゲームに負けはない。これだけは、覚えておくんだ。何回ダウンをしても、必ず立ち上がれ。」
自分が全力投球できる目標
つまり、自分が全力投球できる目標に向かっていけば、自然と決断する力、判断する力がついてくるのです。そして一番力がつくのが、失敗したときなのです。厳しく痛くなるくらいでないと鍛えたことにならないのは、筋力トレーニングと一緒なのでしょう。
ゲラー氏が指摘するように貧乏人の口癖は、『ふだん頑張っているご褒美に買っちゃおう!!』ですが、金持ちの口癖は、『いまの私には必要ないな。またにしておこう』です。このように、考え方、口癖といった日常的に考えていることによって人生は大きく変わるのです。だから、日常的に自分が考えていることを絶えずチェックしなさいというのが、ゲラー氏の警告でした。
この本は、30万部売れたそうですが、それでは足りません。義務教育で教えるべき本です。そして、その前に、この本で学ぶべきは、文部科学省の職員と教職にたずさわる人なのでしょう。
それにしても、できるだけ多くの人に助けてもらって、その人たちに感謝して喜んでもらうことが成功を速めるという言葉にも、感動しました。成功本のエキスをまとめたような本に仕上がっています。本田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・健康に気を遣う人は、口に入れるものに注意する。食べものが体をつくることをよく知っているからだ。だが、人生の健康を望む人間のほとんどが、頭に何を入れるのかにさっぱり注意しないのは、不思議でならないね。
・偉い人には、あたかも彼が偉くないかのように接しなさい。そして、偉くない人には、あたかもその人が偉い人のように接しなさい。
【私の評価】★★★★★(93点)
目次
衝撃的な出会いと最初の試練
社会の成り立ちを知る
自分を知り、大好きなことをやる
ものや人を見る目を養い、直観力を高める
思考と感情の力を知る
セールスの達人になる
スピーチの天才になる
人脈を使いこなす
お金の法則を学ぶ
自分のビジネスをもつ
アラジンの魔法のランプの使い方をマスターする
多くの人に気持ちよく助けてもらう
パートナーシップの力を知る
ミリオネア・メンタリティを身につける
勇気をもって決断し、情熱的に行動すること
失敗とうまくつき合う
夢を見ること
人生がもたらす、すべてを受け取る
最後の試練―ビジョン・クエスト
著者経歴
本田健(ほんだ けん)・・・神戸に生まれる。経営コンサルティング会社など、複数の会社を経営。育児セミリタイヤ中に書き始めた著作シリーズは、150万部を超え、海外でも翻訳されている。現在、アメリカ在住
大富豪関連書籍
「世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと」トニー野中
「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣」本田健
「世界の大富豪から学ぶ、お金を増やす思考法」桑原 晃弥
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「ユダヤ人大富豪の教え」
すでにお読みになっておられるとは、思いますが。。
私は、この本を、3回読みましたが、
現在も、メモをとりながら
読み直しているところです。
心の持ちようについても、いろいろ教えてくれる、
非常に、含蓄深い本だと思います。
来週は、本田健氏の講演会にも
行ってみようかと思っています。
もう何度も何度も読み返しているのですが
「ユダヤ人大富豪の教え」です。
健忘症なのか(汗)何度目でも「そうか!」と
思う箇所をみつけられる素晴らしい本なので
ちょっと遠出をするときには
決まってこの本をバッグに入れて読んでいます
本のソムリエさんの評価が高かったので、読んだ本。
成功したければ、自分の好きな仕事を見つけやればよい。
まずは、心を豊かにし、その後は、周りに還元する。
自分で仕事を頑張っても、一人分の仕事しかできない。
周りを巻き込み、仕事を任せることで、自分はマネージメントすればよい。
お金も大切だが、時間が大切で、いかに時間を持てるような仕事をするのか。
また、自分の周りの人に感謝すること。
この本を読むたびに、納得できる箇所が多く、もう一度読んでみたい本でした。
文章も分かりやすく、たとえの表現がマッチしていて、わかりやすかったです。
たとえの表現で最も共感できたのは以下の表現です。
いくら仕事ができる人がいても、それをうまく使えないと駄目である。
たとえば、スーパーカーがあっても、モチベーションというガソリンがないと
仕事は進まないのである。