人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「働く50代の快眠法則」角谷 リョウ

2024/10/09公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

「働く50代の快眠法則」角谷 リョウ


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー

睡眠改善だけで健康になる

理由はわかりませんが、コロナ禍以降、50代の睡眠不調者が多くなってきたという。50代によくあるパターンは、「今の人生は自分らしい人生だったのか?」「今後の自分の人生は大丈夫だろうか?」と正解のない悩みのループに入ってしまうことがあるというのです。


その一方で、元気に仕事も遊びも元気に活動し、楽器を弾いたり、積極的に人と関わっていたり、深い睡眠が取れている50代もいるわけです。


著者は健康トレーナーとして運動や食事についてアドバイスしてきましたが、もっとも効果が大きかったのが、睡眠改善だったのです。睡眠改善だけで、健康になる可能性があるのです。


10年前は40代の睡眠不調者が最も多かった・・コロナ禍以降は20代と50代に最も睡眠不調者が多くなってきました(p4)

日中の活動が睡眠を作る

6万人に指導した結果に基づく、著者のおすすめを見てみましょう。まず、夜のトイレ対策としては、寝る1時間前までに水分補給を済ませておくことが必須です。寝る前は「うがい程度」にしましょう。


そして寝る前に食事を取ると、胃が消化活動を続けるため、睡眠の質が下がる可能性があります。寝る3時間前から食べないようにしましょう。


また、睡眠環境として、著者のおすすめは「今治タオル」のパジャマです。もちろん、枕やベッドも自分に最適なものにすることも重要です。


睡眠を深くするためには、日中の活動を活発にするとすぐに寝ることができます。日中の活動が睡眠を作るのです。


寝る3時間前から食べない(p178)

寝る前にストレッチとマッサージ

私の場合は、姿勢の悪さをリセットするというアドバイスがぴったりでした。つまり、リセットせずに寝ると、深い眠りに入れず、体の歪みが悪化するというのです。寝る前にストレッチとマッサージをすることで、朝の目覚めのすっきり感が高まりました。 


1回のセミナー参加で不眠症の受講者の約70%が正常範囲まで改善という著者の実績は、伊達ではないと感じました。夜のトイレ対策、睡眠環境など各ポイントについて、段階別に複数の提案をしてくれるので、あなたに合った改善を試してみましょう。


角谷さん、良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感した名言

・不安が止まらないタイプ・・最も効果がある対策は「3行日記」です・・「感謝日記」が最も現場で改善効果が高いです(p194)


・イチロー式習慣術・・1週間やってみてその効果を判断する(p51)


・スタンフォード式習慣術・・ハードルは可能な限り下げる・・「今すでに習慣化していること」のあとにする・・祝福する(p114)


・環境設定習慣術・・行動しやすい環境づくり・・カレンダーに入れる・・習慣をサポートしてくれる人を見つける・・報告する人を見つける(p225)


▼引用は、この本からです
「働く50代の快眠法則」角谷 リョウ
角谷 リョウ、フォレスト出版


【私の評価】★★★★★(90点)


目次

第1章 50代の睡眠改善で人生の後半戦が決まる
第2章 50代は睡眠改善の前に「夜のトイレ対策」が必須
第3章 50代の睡眠の質は「睡眠環境」が9割
第4章 50代の快眠のポイントは「睡眠圧」にあり
第5章 寝る前に体をリセットする方法
第6章 寝る前に脳をリセットする方法



著者経歴

角谷リョウ(すみや りょう)・・・スリープコーチ。LIFREE 株式会社共同創業者。累計6万5000人の睡眠改善をサポートしてきた上級睡眠健康指導士。日本サウナ学会学会員。日本睡眠学会会員。
神戸市役所に入局。役所勤め時代に体づくりに目覚め、パーソナルトレーナーをつけ、自分に合った理論的なトレーニングの有効性を実感。有名トレーナーのメソッドを研究する。
役所を退職後、トレーナーとして独立。わずか3カ月でキャンセル待ちのスタジオに。半年でスタッフを増員して移転拡大し、2年で4店舗。神戸と大阪のトレーニングスタジオを経営しながら、自らもトレーナーとしてスタジオや企業で指導を行うエグゼクティブ専門のパーソナルトレーナーとして活動する。食事や運動の改善とは比較にならないほど、「睡眠の改善」がメンタルやコンディションの回復につながることに気づき、睡眠改善に特化する活動にシフト。1回のセミナー参加で不眠症レベルの受講者の約70%が「正常範囲」まで改善。4週間の睡眠改善プログラムにおいては90%以上が「正常範囲」にまで改善している。「人は、強制されても生活や行動は変わらない」をモットーに、サポートを追求している。


この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ


ブログランキングにほんブログ村



<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本 , ,


コメントする


同じカテゴリーの書籍: