「指導者の条件」松下幸之助
2003/10/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(95点)
今日の名言
説得力:根底に何が正しいかということに基づく信念を持ちつつも、同時に時を考え、場所を考え、相手を考え、情理を尽くした十分な配慮というものがあって、はじめてその主張なり、訴えが説得力を持ってくるのだと思う。
コーチングでは人を4つのタイプに分けるという考え方があります。自分でやりたいコントローラ、アイディアマンのプロモータ、人間関係のサポータ、冷静沈着なアナライザです。相手によって、コミュニケーションの手法を変える必要があるのです。
技術的なことは上の本にまかせますが、松下幸之助が人を指導、説得するときには、相手の人間性を考えていたのですから、コーチングの技術を身につけていたと言えます。松下幸之助は名コーチであったに違いありません。
「熱いビジネスチームをつくる4つのタイプ」鈴木義幸
要約と感想レビュー
指導者が注意すべき点、102項目について、日本と中国の古典の事例を示しならが、松下幸之助自身が「なるほど、こういう時にはこのように考え、行動しなくてはいかんな」と感じたことをまとめた一冊です。
「指導者は体は遊んでいても心は働かせていることが大事である」とか、・指導者として事を行なうのは、いわゆる公事であって、私事ではない」など指導者の重要性を指摘しています。
だから指導者は仕事に対して自分に対して厳しく、また下の人に対して厳しさを持たなくてはならないとしています。松下幸之助の本は、どれを読んでも、その考察の深さに感嘆させられます。恐るべし松下幸之助。
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この本で私が共感した名言
・指導者は世間のこわさを知り身を正していかなければならない
・小事にとらわれて大事を忘れてはならないが、小さな失敗はきびしく叱り、大きな失敗に対してはむしろこれを発展の資として研究していくということも、一面には必要ではないかと思う。
・理外の理:指導者はふつうの理をこえたより高い理を知らなくてはならない
PHP研究所 (2006/02)
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【私の評価】★★★★★(95点)
目次
あるがままにみとめる
いうべきをいう
怒りを持つ
一視同仁
命をかける
祈る思い
訴える
落ち着き
覚悟を決める
価値判断
著者経歴
松下 幸之助・・・パナソニック(旧松下電器)グループ創業者。PHP研究所創設者。1894年生まれ。9歳から火鉢店、自転車店に奉公し、大阪電灯(株)勤務。1918年松下電器を創業。1946年PHP研究所を創設。1989年94歳で永眠。
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