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「運が味方につく人つかない人―幸田露伴『努力論』を読む」渡部昇一

2003/06/20公開 更新
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運が味方につく人つかない人―幸田露伴『努力論』を読む (知的生きかた文庫)


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

おまえの鍋で粥を煮るより、おまえの口の中で粥をつくれ


●サッカーのトルシエ監督が選手に
 「食事は100回噛め」などと
 いちいち指図するので不評を買っているという
 記事を読んだ記憶があります。


 100回噛めば消化がよくなり、
 内臓の負担が減って体調がより
 よくなるのは本当でしょう。


 トルシエの言うことは正論です。


●多分、トルシエは、日本代表はプロなのだから
 自分で体調維持管理するべきであり、
 よく噛むというのは食事の基本であるという
 認識なのでしょう。


 彼の理論は正しいのですが、
 選手が実行するかどうかは別ものです。


 いかに選手とのコンセンサスをつくり、
 実行してもらうか、その手法が重要です。


この本で私が共感した名言

・薬を飲むより,体内に薬をつくれ


・血の運行は,気と密接に連動している


・日常二六時中,何事をなすにも気を集中させるのだ



【私の評価】★★★☆☆(75点)



著者経歴

渡部 昇一(わたなべ しょういち)・・・1930年生まれ。大学卒業後、ドイツ、英国に留学。上智大学講師、助教授、教授を歴任して退職。名誉教授。


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