「一流の人は本気で怒る」小宮 一慶

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一流の人は本気で怒る (文春新書)

【私の評価】★★★☆☆(71点)


■経営コンサルタントであり、
 多くの会社の社外取締役、監査役を
 勤める小宮さんの一冊です。


 経営者の視点から見た
 怒りの感情との付き合い方と
 叱り方です。


 名経営者は目指す理想が高く、
 厳しく叱る人が多いようです。


 ただ、怖れられるだけでなく
 畏敬の念を持たれるところが、
 名経営者です。


 自分の理念のために
 怒っているということが
 伝わるからなのでしょう。


・「怒りは無謀を以て始まり、
 後悔を以て終わる」
 ピタゴラス(p16)


■経営者には正しい怒りが
 必要だと小宮さんは言います。


 正しい怒りは、正しい理念、
 正しい考え方から
 生まれます。


 目指すべき理念、目指している姿から
 現実がかけ離れているとき
 怒りが生まれるのです。


 そのエネルギーが組織全体を
 あるべき姿に引っ張っていく
 力になるのでしょう。


・松下さんは、何も相手が憎くて厳しく
 叱ったわけではない。
 会社に問題が起きれば、
 お客さまに迷惑をかけるし、
 ひいては社会にも迷惑をかける・・
 だから経営者として言うべきこと、
 理解してももらわないと困ることは
 しっかりと伝えねば、という
 思いだったのでしょう。ただし、
 怒ったあとにはフォローもする(p53)


■経営者とは
 会社のあるべき姿、方向性を考え、
 組織を引っ張っていく人ですから、
 怒るくらいのパワーが
 必要なのだと思いました。


 怒るほどの真剣さ、
 一生懸命さがなければ、
 組織を引っ張っていくことは
 できないのです。


 小宮さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・美しい製品を生み出す過程では、
 社員をはじめ、ジョブズと関わった人達は
 大変な思いをしたはずです。
 自分の理想を理解しようとしない人達に、
 ジョブズはとても厳しかった(p136)


・やってはいけないと思うことに対しては、
 厳しく指摘しますし、
 何度か言ってもそれでも改善せず、
 「この人に言ってもムダだ」
 と思った人には二度と指摘しませんし、
 場合によってはそれ以上合いません(p202)


・面白いのは「五万円の損害だからこそ、
 五億円分叱れ」という
 永守流の怒りの哲学です(p50)


・二流の人はグッドに甘んじていても
 平気で、誰からも文句を言われない。
 そうやっているうちに、
 グレート(一流)になるという理想も、
 機会も失い、一流になるための
 エネルギーも失います(p27)


・私は、松下幸之助さんの『道をひらく』
 (PHP研究所)を自宅にいるときには
 必ず寝る前に読んでいます。
 もう100回以上読んでいます(p66)


・私の好きな言葉に「理解は偶然、
 誤解は当然」というものがありますが、
 そう思っていると気が楽になります(p88)


・自分を客観視し、反省することの
 大切さは、松下幸之助さんも
 説いておられます(p83)


・「素直である」ためには・・
 一番目は、人の話を聞く。
 二番目は、人から聞いて
 「いい」と思ったことを実行する
 三番目は、結果が出るまで、
 それをやり続ける(p157)


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■目次

第1章 成功する人は怒っている―エネルギーの原泉としての怒り
第2章 どうして人は怒るのか―「正しくない怒り」をコントロールするために
第3章 尊敬される怒りとは―「正しい怒り」を身につける「正しい考え方」
第4章 怒りをどう伝えるか―「インパクト」あるコミュニケーションの方法



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